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2014年9月10日(日本時間)に発表された『Apple Watch』。正確な時間を刻むのはもちろん、心拍センサーにより体の活動に関するデータを測定可能、iPhoneなどと連動してメールやスケジュールなどを確認、内蔵スピーカーとマイクで通話もできるとのこと。2015年の発売に向けて注目が集まります。

※関連 『Apple Watch』発表 必ず正確な時間を刻む
http://getnews.jp/archives/664335 [リンク]

このような腕時計型の通話機器や端末。『ナイトライダー』世代の筆者としては近未来的なイメージからロマンを感じてしまうのですが、日本の企業・メーカーから先駆的なモデルが早い時期から発表されていました。1996年には、超小型腕時計タイプのPHS電話端末をNTTが発表。音声認識機能を用いたダイヤル操作が可能で、1998年の長野オリンピックでも試用されています。このモデルが腕時計型のデバイスの祖先のひとつといえるでしょう。
その後も、高機能腕時計の枠を飛び越えた製品が登場しています。中でも存在が際立っているのは『Ruputer』(ラピュータ)と『WRISTOMO』(リストモ)なのではないでしょうか。
●”腕につけるパソコン”と呼ばれた『Ruputer』
セイコーインスツルメンツ(現セイコーインスツル)が1998年に発売した『Ruputer』は、16ビットCPUと独自OSを搭載。102×64ドット・モノクロのディスプレイに全角8文字・半角16文字を5行表示することができました。付属ソフトでメールやファイル管理が可能で、スケジューラーやアドレス帳などを内蔵。もちろん時計の機能もありました。赤外線通信ポートでの『Ruputer』同士や他のPDA端末とデータのやり取り、パソコンとのデータリンクができるあたりもガジェット好きの心をくすぐったのではないでしょうか。
●「通常の携帯電話のように通話できる」のがウリだった『WRISTOMO』
やはりセイコーインスツルメンツで開発され、2003年にNTTドコモから発売されたPHS端末『WRISTOMO』。腕に装着したままで通話も可能ですが、ディスプレイ上下のリリースボタンで通常の携帯電話のように通話することができるというのがウリでした。今となっては不思議ともいえる発想ですが、スピーカーフォンやイヤホンマイクでは周囲に話が漏れてしまうというところが腕時計型端末の普及を妨げている、と当時はされていました。そんな『WRISTOMO』ですが、特設サイトでの発売で用意された初回分の1000台が10分で完売になるなど、デザインやフォルムも注目の的となり、2003年度グッドデザイン賞にも選ばれています。

その後も、2012年に発表されたソニーの『SmartWatch』など、日本企業・メーカーからチャレンジングな腕時計型デバイスは発表されています。しかし、必ずしも一般に定着しているとはいえないのが現状といえるのではないでしょうか。ウェアラブルデバイスへの関心が高まっている中、発表された『Apple Watch』がブレークスルーを果たすことができるかは、ユーザーに対して新しい体験をもたらすアプリの開発がカギになってくるのではないでしょうか。

Apple Watch
http://www.apple.com/jp/watch/ [リンク]

山手線電光掲示板ウォッチ〜おおきさくらべ
http://getnews.jp/archives/1214 [リンク]