日本vsベネズエラ 試合前日の選手コメント

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 日本代表は8日、試合会場の日産スタジアムで公式練習を行い、9日のベネズエラ戦に向けて最終調整した。

以下、練習後の選手コメント

●FW柿谷曜一朗(バーゼル)

「髪? 切りました。今日です」

―今日はミーティングをやったのか?

「ミーティングというか、ウルグアイの試合を見た。明日の試合については明日やると思う」

―攻撃の改善点は?

「いろいろあると思うけど、もっともっとチャレンジしたほうがいいと思っている。チームとしてもっといろんなことができていけば。(ウルグアイ戦で)点が入らなくて勝てなかったのは事実なので、ゴールシーンを増やせるように、攻撃の選手が良い連係でゴール前に迫れればいいと思う」

―今度は左ウイングになる。

「ポジションがどこでもやることは一緒だと思っている。ポジションにとらわれずにやればいいと思う」

―カウンターを求められている?

「どんなスタイルでも対応できるように準備しています」

―スイスに行ってから短いが、変化は?

「行く前と何も変わっていません。英語がしゃべれるようになったくらいです」

●FW大迫勇也(ケルン)

「監督がやってほしいことも、続けていくことで徐々に形になるのかなと思う。そこまで細かいというわけではないから、積み重ねていけばそこまで時間はかからずできるのかなと思う。前の選手なので一番はゴール。ゴールに向かうプレーを増やしていければ」

●MF柴崎岳(鹿島)

―明日はチャンスがありそうだが?

「試合前はいつもと同じスタンスで臨む。注目度が高い試合であるのは分かっているし、緊張感のある試合になると思うけど、自分の臨むスタンスはいつもと変わらず、同じ心構えでやりたい」

―監督がセットプレーのキッカーにも指名したが?

「自分のキックの質は短い時間であまり理解されていないかもしれないけど、狙ったポイントに蹴ることをしっかり意識したい。監督の言っているポイントに蹴ることはみんな分かっていると思うし、そこに落とし込めばチャンスになると思う」

●MF扇原貴宏(C大阪)

「ウルグアイ戦の映像を見てミーティングをやった。良かった点も結構あったという感じのミーティングだった。DVDを見ながら褒めるところは褒めるし、選手もそれでモチベーションが上がったと思う」

―明日は出番がありそうだが?

「試合に出たらしっかりとボールに触って、攻撃を組み立てたり、自分のキックでチャンスをつくりたい。まずはチームのために走ることを心がけたい」

―C大阪はU-18監督の大熊裕司氏が監督に就任したが?

「僕は会ったことがないけど、みんなは結構知っているみたいだし、やりやすいんじゃないかなと思う」

●DF長友佑都(インテル)

「ウルグアイ戦では攻撃的な守備ができていなかった。引いて守るという守備的な守備はできていたけど、高い位置で取って攻撃につなげるということは少なかった。今日の練習でもやれた部分はあったので、そういうのを出していければと思っている」

―左ウイングには柿谷が入りそうだが?

「彼はボールを持てるし、タメもつくれる、パスも出せる。シュートも狙える。なるべく守備の負担を減らしてあげて、攻撃に専念させてあげたいという気持ちでいる。彼の運動量に僕がついていけるかですね」

―ベネズエラのビデオは?

「まだ見ていない。でも、フィジカルもある。前にどんどん積極的に来て、スピードのある選手もいる」

●DF吉田麻也(サウサンプトン)

―ウルグアイ戦から継続することと改善することは?

「継続するのは、攻撃の練習でやったパターンをより多く出すこと。改善する点はボール回しをもう少し速くすること、プレスのかけ方。ミスからの失点をなくさないといけない。何よりしばらく代表で勝っていないので、ホームで2連敗してはいけない。勝ちたいです」

―ボールの奪いどころは?

「どこで取るというのは言われていないが、プレスのかけ方や連動の仕方は練習しているので、基本的にはサイドで奪いにいくことになると思う。守備の連動性は前の試合より出せると思う」

―アンカーとの関係は?

「改善しなければいけないところは、3枚でボールを回すにしても2枚にしても、前にボールが入ったときにアンカーというよりは2人のMFがもっとボールに絡めるようなポジショニングを取らないといけない。攻撃しているときのリスクマネジメントにおいても、後ろに人が余りすぎている場面が前回の試合では多かった。中盤の選手がもっと前の選手に連動していけるように、後ろはコーチングしていかないといけない」

―いろいろな国、監督の下でやってきて、アギーレ監督の守備の印象は?

「オーソドックスにアンカーを置くタイプの守備だと思う。組織をつくって、入って来たところで取るので、カウンターのスペースが今までよりあると思う。そこを意識して攻めないといけないなと、ビデオを見ても感じた」

―攻撃は?

「MFの推進力が必要になってくると思う。ウルグアイ戦では、前の選手がボールを奪ってからドリブルしても後ろがついていかなかったので、DFラインも上げないといけない。引く分、前への運動量が求められると思う」

―ザックジャパンとのスタイルの変化に戸惑いは?

「監督が代わればサッカーは変わる。それは慣れていること。ただ、今まで培ったものを無駄にはしたくないし、それを良い形でチームに出していかなきゃいけない。それはW杯に出た選手の仕事。築き上げたものを無駄にすることはないと思う」

―ポゼッションから縦に速いサッカーへと変わったが?

「要求が変わればサッカーも変わるし、サッカー自体も時代とともに変わってくるので。皆さんも知ってのとおり、カウンターが有効だというのは分かっていることなので、そういう形から明日は点が取れればいいなと思う。時間帯によってはボールをつなぐときもあるだろうし、つなぐのは日本の選手は得意なこと。状況に合わせてだと思う」

―今までに培ってきたもので生かせることは?

「DFラインのコントロールはミーティングをやっていても良いという話だった。それはザックさんに細かく言われたことで、僕も意識してやれたので、一つだけではないと思うけど、例えばそういうのも生きているなと感じる」

―キャプテンの一人として名前が挙がったが、責任感やモチベーションは上がった?

「いや、もともと持っているつもりです。変化はないです」

―アジア杯のときと比べて年齢が上になったが、4年間で責任感は強くなった?

「もちろん、最初のときに比べれば責任感は増しているし、自分がやっていかないといけないと思っている。いつまでもお客さん気分じゃなくて、自分がチームをリードしていかなきゃという気持ちは強い。アジア杯の1、2試合目は他の選手についていくのでいっぱいいっぱいだったけど、もう少し冷静に周りを見られるようになっているし、自分のチームでも経験してこうやってきている。それは4年前よりはチームのこと考えますよ、当たり前でしょ」

―結果に対するピリピリ感はこの数日間はどう?

「個人的には毎試合こだわっていきたいし、相手が強くても、もちろんこだわっていかないといけない。こないだの試合に関しては、2点目を取られたときにそういう部分が出てこなかったということが、チームに対して残念ではあった」

―試合前日の今はどう?

「リラックスしていますけど……。僕はもちろん勝つ気満々です。毎試合、勝ちにいきますよ。勝たなかったら俺らはタダで帰って来ているだけだから」

―コンビによってCBの左右両方をやるが、違和感は?

「チームでは左をやっているので違和感はないけど、パスの出し方は多少変えないといけない。右のときはより開いて受けるけど、左のときはあまり開きすぎずに、左でも右でも出せるようなポジショニングを意識している」

●GK西川周作(浦和)

「準備のところでは怠らずやれた。だれが出ようが、チームが勝つために自分がやるべきことというのをみんなでやっていければと思う。攻撃の部分でもバックパスがダメとかそういう規律はなく、自由にやっている。守備の部分では、前線で取られたところの切り替えや、前からしっかりプレスをかける、みんなが連動するということはずっと練習している」

―ウルグアイ戦後は良い練習ができた?

「ウルグアイ戦も今日、見ましたが、非常に良いプレッシングができていたところはたくさんあったので、全然ネガティブになる必要ない。監督はみんなを褒めて伸ばす監督。すごくそう感じているので、明日もいいところは伸ばして、ダメだったところは底上げしてやっていければいいと思う」

―アギーレ戦術ではポゼッションだけではなく、カウンターでも良さを出さないといけない?

「そうですね。ショートカウンターは有効だと思うし、ハイプレッシャーで取れれば相手のゴールにも近いので、そういうところの狙いはすごく感じる。GKからもつなげればつなぐし、つなげなかったら蹴ればいいと言われている。そこはGKの判断に任せると言われている。ポゼッションできるところはやるように、そこの判断をしっかりできればいいと思う」

―ロングカウンターでウイングにパスを出すことも視野に入れる?

「そこの狙いは浦和でも常に持っているし、チャンスになる。そこは周りとの関係で合わせることができると思う」

―CBが持ち上がるということで、奪われたときはGKがカバーする必要があるので、西川選手の良さが生きるのでは?

「そういうところもカバーしていかないといけない。リスクマネジメントはどのチームであろうと一番だなと思っている。僕は、CBが持ち上がると数的優位になると思うし、面白いサッカーになると思う」

(取材・文 西山紘平、矢内由美子)