U-21日本代表が国内キャンプスタート、手倉森監督「やれることをやり尽くす」

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 14日に初戦を迎えるアジア大会に向けて、U-21日本代表が8日から11日まで行われるトレーニングキャンプの初日の練習を行った。アジア大会登録メンバー20人に、DF湯澤聖人(流通経済大)とFW澤上竜二(大阪体育大)の2人を追加した全22人が、手倉森誠監督を中心とした円陣を組んでミーティングを行い、トレーニングをスタートさせた。

 ストレッチで体をほぐした選手たちは、2グループに分かれてトレーニングを進めた。「この1カ月間の出場時間を考え、週末に試合があったチーム、なかったチームもあり、選手によってコンディションが違うので、リカバリーが必要な選手とトレーニングが必要な選手に分けました」と手倉森監督は説明した。

 リカバリー組はランニングで汗を流して練習を終了する中、トレーニング組はボールを使った練習を開始。2人組でのパス交換などを行い、最後はダッシュで締めて初日の練習を終えた。手倉森監督は「本当に出場時間がない選手たちで対人までやろうと考えていたんだけど、そこまでのトレーニングでヘバッていたからね」と笑って話すと、「ただ明日は二部練になるし、欲張り過ぎると体を壊すだけですからね。良いタイミングで終わらせるのが大事だと思い、今日はこのくらいにしておきました」と語っている。

 キャンプ初日が、9日にベネズエラ戦を控えるA代表の前日練習と重なったことで、「絶対にA代表の方に(報道陣が)行くと思ったから、これだけの人(報道陣)が来るとは思っていませんでした。せっかく静かに始められると思ったのに」と笑いを誘ったが、すでにアジア大会初戦を見据えており、「まずは初戦のクウェート戦に向けてやれることをやり尽くさないといけません。初戦が大事なので、スカウティングもそこに全力を注いでいきたい」と語っている。

 そして「ブラジルW杯が終わってから日本サッカー界の先陣を切ってタイトルが懸かった大会に挑むことで、期待も厳しい目も注がれていることを理解してもらうように選手たちに話しました」と語ると、「メンバーに選ばれただけで満足してもらっては困る。自分たちは国を背負って戦わなければいけない。日々、国を背負って仕事をする決心をしろという話もしました」と選手たちに檄を飛ばしたことも明かした。アジア大会初戦クウェート戦まで、あと6日。残り3日間のキャンプを実りあるものとして、アジアの頂点を目指す戦いに挑む。

(取材・文 折戸岳彦)