FPが指南! 「スマホで家計簿」のメリットと押さえておくべき入力ルール4つ

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お金の「そうなんだ!」「本当?」といったいろんなヒントをファイナンシャル・プランナーのヤマサキさんが紹介します。今回は「スマホで家計簿をつけるコツ」です。家計簿をつけなくちゃと思いつつ、いつも断念している人は、毎日持ち歩いているスマホを活用してみましょう。これがとても便利なのです!

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■家計簿をつけるならスマホに限る!

毎月のお給料がいつのまにかどこかに消えていて、ちゃんと家計を管理しなければならないと悩んでいる人は多いと思います。

家計簿をつければたぶんお金の行き先がはっきりするので問題は解消するのではと感じながら、家計簿をつけるのが面倒で実行に至っていない人も多いのではないでしょうか。

ある調査によれば、家計簿をつけている人はおおよそ21%だそうです。以前はつけていたが今はつけていないと答えた「断念組」が40%、時々つけているという人が13%と、かなり多くの人が家計簿を続けることができていないことが分かります。(「消費生活に関するパネル調査」 (財)家計経済研究所 2013年10月)

ノートタイプの家計簿を買ったり、お手製のエクセルファイルで家計簿をつけて失敗した人はあきらめる必要はありません。今どきの20代や30代であればほとんど全員が「家計簿をつけるアイテム」を毎日肌身離さず持ち歩いているからです。そう、スマホです。

スマホのアプリは星の数ほどありますが、LINEやFacebook、Twitterしか活用していないならこれほどもったいないことはありません。実は家計簿アプリはとても便利な機能が満載なのです。

このコラムを読み終わったら、スマホの家計簿アプリをインストールして、楽々家計簿をつけてみましょう。

■スマホで家計簿をつけるメリットは4つ!

スマホで家計簿をつけるメリットは大きく4つです

1)いつも持ち歩いているからいつでも入力できる!
家計簿を続けるためにもっとも重要なことは「記入を続ける」ことですが、自宅にあるノートやパソコンでつける家計簿は忙しい日や疲れた日にはついサボりがちです。
3日もサボるともう続きません。


スマホならいつも持ち歩いているので、すきま時間にささっと入力をし、続けることが簡単です。これはとても本質的なメリットです。

2)自動的に計算してくれるので、電卓で再計算不要!
紙の家計簿の最悪なところは集計結果を自分で計算することです。項目別にムダづかいを分析したい場合も電卓をたたき直すことになります。お手製のエクセルファイルで家計簿を作った場合も計算式を入力する手間がありミスの可能性もあります。


家計簿アプリならそうした手間はすべて省略し、月単位、週単位、項目別などいろんな角度で家計の見直しが簡単に行えます。

3)レシート撮影で自動入力、銀行口座と自動連携など機能は盛りだくさん!
最近の家計簿アプリはスマホの機能を活用したいろんな便利機能が満載です。

たとえば
「レシートをカメラで撮影したら項目が自動入力可能」
「銀行口座と連携して入出金を自動入力可能」
「夫婦が別々に入力してもひとつのデータに自動統合可能」
「クラウド保存でスマホを紛失してもデータ消失の心配なし」
なんて機能はスマホならではです。試してみたくなりませんか?

4)選択肢は豊富で自分の好みのアプリが必ずみつかる
紙の家計簿はあまり選択肢がないので、メジャーな数点が気に入らないと他に方法がありません。お手製エクセルシートは作成が面倒です。


スマホのアプリのよいところは選択肢がたくさんあることで、シンプルなもの、かわいいデザインのもの、高度なもの、いろいろです。好みのアプリを見つければ、楽しく気持ちよく続けることができます。iPhoneでもAndroidでも大丈夫です。

■スマホ家計簿なら「その日のうち」に入力が原則

さて、スマホ家計簿のメリットが分かってきたところで、スマホ家計簿をつけるルールを紹介しましょう。せっかくの便利ツールも使い方を間違えては意味がないからです。

ルール1)家でまとめてつけない! 数時間以内にささっと入力
一日分を夜に家でまとめて入力とか、週末にまとめて入力するのは「紙の家計簿」のルールです。スマホをいつも持ち歩いているのですから、半日以上ためてはいけません。朝と夜の通勤時間、昼休み、トイレタイム、就寝前などにささっと数件ずつ入れてしまうのです。数時間分を入力すればすっきり忘れることができ、思い返す手間も省けます。スマホを立ち上げたら、LINEやSNSをチェックする前にまず入力してしまうのです。

ルール2)100円でもサボらず入力するが端数合わせにはこだわらない
130円の缶ジュースを毎日1本入力漏れすると1月で4000円以上のズレが出ます。買い物したらささっと入力です。一方で端数の帳尻あわせはあまり気にしなくてもいいでしょう。デジタルデータだからと無理に1円合わせをすると続かない可能性のほうが高くなってしまいます。1日10円のズレなら1月でも310円です。10円単位あるいは50円単位でもいいので、とにかくすべての出費を入力することです。

ルール3)電子マネーやクレジットカード利用には記入ルールを決めておく
最近の家計簿が難しくなっているのは、使ったタイミングと支払うタイミングがズレているからです。1カ月あるいは2カ月ズレるとお金の管理は複雑です。


家計簿の原則としては、実際に買い物をしたタイミングで記入するといいでしょう。利用したタイミングですぐ入力すれば買い物の項目も間違えずにチェックできるはずです。

ルール4)悩んだらシンプルに記入する
最近の家計簿アプリは高機能化が進んでおり、機能の多さに圧倒されてしまいます。オンラインバンキングやクレジットカードをリンクさせるのは便利ですが、設定が面倒になると記入以前で断念しそうになります。


最初は「使ったお金を記入」「項目をシンプルに記入」でOKです。使いこなしながらいろんな設定をしていくといいでしょう。

■人気のスマホ家計簿アプリはこれ!ぜひ入力をスタートしてみよう

家計簿アプリをインストールする場合、iPhoneならAppStore、AndroidならPlayストアにアクセスして「家計簿」と検索するか、「ファイナンス」カテゴリーの無料アプリをチェックしてみましょう。たくさんのスマホ家計簿アプリがあります。

家計簿は面倒に思ったら続かなくなりますので、自分の好みにあった使いやすいインターフェイスであるか、アイコンや画面のデザインがかわいいなど気に入るかどうか、で自分の好みを選んでみてください。

もし悩んでいたら、下記の4つをひとまずオススメします。いずれもiPhone、Android両対応です。全部インストールして、まずは数十分くらいいじってみて、お気に入りを見つけてください。

Zaim  
マネーフォワード  
Dr.Wallet  
家計簿レシーピ  

家計簿は続けることが肝心です。好みのアプリがみつかったらホーム画面にアイコンを置いて、いつでも起動し入力できるようにしてください。

うまくお気に入りのアプリがみつかれば、あとは毎日コツコツ続けていくこと。数カ月後にはきっと、家計の見直しのヒントがたくさんみつかると思いますよ!
(その頃には家計簿を見直して節約するヒントをお届けしますので、お楽しみに)