錦織圭、全米オープン決勝進出!日本初・アジア初の歴史的快挙にウチの愛との交際も認めざるを得ない件。
遠い国の遠い世界で日本人が大快挙です!

何か本当に恥ずかしい話なのですが、興奮しました。錦織圭さんの全米オープン決勝進出。世界ランク1位のジョコビッチを破るという快挙。アジア人初となるグランドスラムの決勝進出。その偉業を偉業と感じさせないほどの、見事な試合運び。強いヤツが強いヤツに勝った試合を見たら、それが日本人だったという感覚。何だか、映画か何かを見ているような、夢物語かのような気分です。

テニスの頂点というのは高い高い高い遠い遠い遠い世界です。個人戦であること、無差別級であること、単純な競技性であること、身体能力がモロに効いてくる体力勝負な面があること。そして世界で絶大な人気を誇り、多くの国から多くの選手がその頂点を目指してくること。テニスの頂点に立つというのは「ボクシングのミドル〜ヘビー級で日本人が王者となり、ラスベガスでビッグマッチをやる」くらい遠い話だと思っていました。世界中からやって来るライバルを全部蹴落とすということなのですから。

例えばForbes誌が発表したアスリート年収ランキングの最新版を見てみましょう。1位のフロイド・メイウェザーJr(ボクシング)は1.05億ドルの年収があったとされています。以下、C.ロナウド(サッカー)が8000万ドル、レブロン・ジェームズ(バスケットボール)が7200万ドルとつづきます。このランキングの7位がロジャー・フェデラー(テニス)で5600万ドル。9位がラファエル・ナダル(テニス)で4400万ドル。17位がノバク・ジョコビッチ(テニス)…錦織さんが勝った相手で3300万ドル。

ジョコビッチの上にいる選手はC.ロナウド、メッシ、タイガー・ウッズ、ネイマールと「誰でも知っている」レベルの有名人がズラリ。裏収入などもあるかもしれませんので、「載っていない=成功していない」というわけではないかもしれませんが、錦織さんはそういうトップオブワールドの領域に一歩足を踏み入れたということは言えるのではないでしょうか。

この勝利を継続し、やがて衰えが訪れるナダルやフェデラーを乗り越えていけば、錦織さんも「誰でも知っている」存在になれる。そういう位置まで錦織さんは行っている。そんな可能性を秘めた選手が日本で生まれ、アメリカで研鑽を積み、いつの間にか勝手に羽ばたいている。これはもう、日本に生まれていただいてホントすいませんと言うべきところ。こりゃもう本当にお見それしました。

個人的には「ウチの愛とちょいちょい遊んだ兄ちゃん」という悪いイメージもあるのですが、いいでしょう、交際を許しましょう。このような世界に羽ばたく男ならば、もはやとがめだてする理由もありません。ふたりがめでたく結ばれたなら、ラケットを振り回すことにかけては世界最高の才能も生まれるでしょう。夫はテニスを、妻は卓球を。埋もれた競技を一代で晴れ舞台に押し上げた剛腕同士。過去は水に流し、婿殿ともいい関係を築こう。小舅にそこまで思わせる、素晴らしい勝利だったと思います。

ということで、史上空前のWOWOW加入者数増加を期待しつつ、6日未明の「全米オープン 錦織圭VSジョコビッチ戦」をチェックしていきましょう。

◆日本で生まれ、世界で育った男が、日本にテニスを連れてきた!

今年の日本ラケット界は空前の大戦果にわいています。卓球では春に日本開催で行なわれた世界選手権において、男女とも団体戦メダルを獲得。特に女子は31年ぶりとなる銀メダルを獲得する快挙でした。そして5月にはバドミントンの国別対抗戦トマス杯で日本男子が優勝。これは「サッカー日本代表がワールドカップで優勝」に相当する大快挙。5連覇中の中国を止めたという意味でも、価値ある大勝利でした。そして、今回の錦織圭。さすが団扇と羽根つきの国・日本。板切れを振り回して何かを打ち返すことにかけては一日の長があるようです。

それにしても、今回の錦織圭さん全米OP決勝進出は驚きでした。ランキングを見ても、ツアーの優勝回数を見ても、いつか勝つかもしれないとは思いつつも、心の底ではとても信じられない話でした。テニスというのは180センチとか190センチとかのデカくて速くて強い「超人」が、高速のサーブを打ち込み、驚異的なスタミナで2時間とか3時間の打ち合いを繰り返す競技のはず。そこに日本人が割って入る日が来ようとは。

すでに史上初と言ってもいい準決勝進出の快挙。浮足立つ日本とは異なり、錦織さん本人はいたって落ち着いたもの。「上のほうに来ないと負ける相手がいない」「勝てない相手はもういない」という言葉からは、自分の強さを誰よりも確信していることがうかがえます。「どの日本人よりも錦織圭の強さを知る日本人」といったところでしょうか。

これまでもジョコビッチやフェデラーを下すなど、単発の金星は挙げてきたものの、グランドスラムで同じことができるかは別問題。本気と本気。金と栄誉、即ち人生を賭けて戦うのがグランドスラムの舞台。錦織さんはどうにも身体が脆いというか、激闘つづくテニスのサーキットにおいてコンディションをベストに保つのが難しいようで、いい流れをつかめず怪我で苦しむ時間が多かったもの。それがグランドスラムの長い戦いで、最後まで戦えるようになるとは。この辺りはマイケル・チャンコーチが相当に鍛えたに違いありません。

そして始まった試合。赤のユニクロシャツ&白のユニクロパンツを着た錦織と、白のユニクロシャツ&黒のユニクロパンツを着たジョコビッチ。ふたりはウェアの一致だけでなく、プレースタイルも似た存在。正確なストロークと驚異的なスタミナで打ち合いを制していくタイプです。ただ、体格やサーブなど明らかにジョコビッチが上回る部分もある。その意味では、ラクな試合になるはずはありません。

しかし、第1セット、ジョコビッチからサーブを始める流れで両者がキープして迎えた第3ゲーム。錦織が先にブレークを奪い、まず先手を奪います。テニスでは圧倒的にサーブを打つ側が有利で、ゆえにそのゲームを取ることを「キープ」と言います。その優位を崩してゲームを奪う「ブレーク」。結局はどっちが相手サーブのゲームをブレークするか。それが勝負の分かれ目。「錦織が先にブレーク」、歴史的快挙に向けていい滑り出しです。

錦織がブレークすれば、ジョコビッチもブレークバックでお返しする。一進一退の攻防がつづき、ゲームカウント3-3で迎えた第7ゲーム。リターンエースなどで先にポイントを挙げた錦織は、バックハンドでストレートのコースギリギリに打ち込むショットでブレークチャンス。残り3本で1本取ればブレークという大チャンスで、再びリターンエースを決め、勝負所の1ゲームを奪取。このブレークを活かして、第1セットを取ります。

↓ゲームカウント3-3で迎えたところからの、ここに決めるかというバックハンド(2分過ぎからの攻防)!



さしものジョコビッチも、ここに打たれたら逆を突かれる!

つづくリターンエースには首を傾げる世界ランク1位の姿も!

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つづく第2セットは一方的な展開に。ミスもあって主導権を握れない錦織は第4ゲームをブレークされます。両者キープをつづけていたものの、ジョコビッチが先にサーブを打つという順番もあり、ジョコビッチキープ、錦織キープ、ジョコビッチキープ、ジョコビッチブレークとなるとゲームカウント「1-3」という状態。さらに次のゲームをジョコビッチがキープしたことでゲームカウント「1-4」になります。

ここから逆転するには、連続でゲームを取るしかありませんが、ちょっと苦しいか。第6ゲームを再びブレークされたところで、このセットはいい意味で捨てにかかり、結局ゲームカウント1-6で落とす格好に。「錦織は最終セットまでもつれこんだ場合の勝率が史上最高」なんて記事も出ていましたが、こういう捨てセット・捨てゲームを作れる賢さも、後半の勝負強さにつながっているのかもしれません。

さぁ、勝負の第3セット。このセットから錦織が先のサーブとなります。両者キープでゲームカウント1-1で迎えた第3ゲーム。錦織のサーブですが、ここでジョコビッチがリターンエースを決め先制。さらに、打ち合いから錦織がドロップショット(ネット際に落とす緩い球)を狙ったところを、ジョコビッチが待ってましたとばかりに読み切って鋭い返球。この2つのプレーで、錦織はあわやブレークというピンチに追い込まれます。

↓思わず錦織もラケットを地面に叩きつける!


クソーッ!と地面に叩きつけるが…

バウンドしたラケットが空中でクルクル回転して…

錦織が背中でキャッチ!

これはラケットを投げる練習してるwwwww

投げてからキャッチする技でも世界ランク上位やwwww

このゲーム、15-40と大きくリードされ、「次の2本のうち1本ジョコビッチが取ればブレーク」というところまで追い込まれます。先にブレークを許せば、第2セット同様にズルズルと行きかねないところ。しかし、錦織は逆に強気に出ます。まず、ネット前まで出てボレー勝負からのポイントで30-40。第1セットでも見せたような、バックハンドで深いところを突いてからの反対側へのストレート打ちで40-40の同点。そして、7度のデュースともつれたこのゲーム、最後はジョコビッチが粘り負けして錦織がキープ。苦しいゲーム、競り勝ちました。

↓この試合の勝負をわけたゲーム!錦織の多彩な攻めがジョコビッチの気力を折った(6分頃から)!



あぶねーーー!!

いや、よく15-40から盛り返した!

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まるで果てしないデュースがつづくかのような一進一退。錦織がキープすればジョコビッチもキープする。ジョコビッチがラブゲームでキープすれば、錦織もラブゲームでお返しする。錦織がブレークを奪えば、ジョコビッチもすぐさまブレークバックする。ギアを上げてチカラを出すごとに、相手が反応してチカラを出してくる。そんな戦いがつづく第3セット。

ゲームカウント5-5で迎えた第11ゲームを錦織をキープし、ゲームカウントは6-5となります。テニスでは6ゲームを取ると1セット奪取となります。しかし、ゲームカウント5-5からは2ゲーム差をつけて7-5にする必要があります。サーブによる有利不利もありますので、明確な差をつける必要があるわけです。しかし、ゲームカウント「6-5」とした錦織は「7-5」を目指しません。もうひとつの道、タイブレークを狙っていきます。これはゲームカウントが「6-6」で並んだときに、タイブレークというゲームを行ない、「そのゲームで先に7点を取ったほうが勝ち(※接戦の場合は2点差をつける)」とするもの。試合の決着をつけさせるための特別ルールです。

第3セット錦織は先のサーブ順。これはタイブレークにも影響し、この場合のサーブ順は、「錦織⇒ジョコビッチ⇒ジョコビッチ⇒錦織⇒錦織⇒…」となります。サッカーのPK戦でも「先に蹴るほうが有利」なんて話がありますが、自分のサーブから先に先にポイントを取っていけば、心理的にも優位に立てるところ。

どうせ、どっちか1ゲームを取る必要があるなら、「相手サーブをブレークする」よりは「タイブレークで勝つ」ほうが可能性は高いはず。錦織はゲームカウント「6-5」で迎えた第12ゲームを、ほぼお休みのような状態で戦い、そそくさとタイブレーク決着へ持ち込んだのです。試合をしながら休みを取る。いい意味でのサボリ。第2セットといい、第3セット第12ゲームといい、体格差を跳ね返すための「上手な休み方」が効いています。

↓錦織はタイブレークで爆発!自分のサーブでポイントを挙げるとジョコビッチのサーブでもポイント奪取!このセットを奪った!(9分30秒頃から)


サービスエースからのジョコビッチ2連発エラー!

自分のサーブなのに、逆にリターンで攻め立てられた!

ハイテンポ、ハイスピード、まさに畳み掛けるような錦織の攻撃的テニス!

もつれにもつれた第3セットを取った錦織。この時点で、ジョコビッチは心身ともに疲れてしまっていたでしょうか。第4セットはジョコビッチとは思えないようなエラーを連発。ダブルフォールトだとか、とんでもない大ハズレだとかで、錦織がいきなり2ゲームを先取。その後も順調に錦織がキープを重ねると、第8ゲームにはここにきて「この日最速」となる195キロのサービスエース。

どんどん疲れるジョコビッチと、どんどん元気になる錦織。尻上がりに両者の出来は離れていき、最後はこのセット2つめのブレークで、ゲームカウント6-4で勝利。アジア人初、もちろん日本人初となるグランドスラム決勝へ。錦織圭さん、歴史的勝利です!

↓うぉぉぉぉぉぉ決勝だぁぁぁぁぁぁ!!


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つづく準決勝第2試合では、クロアチアのチリッチがフェデラーを下して決勝進出。どちらが勝っても四大大会初制覇となるフレッシュな顔合わせとなりました。チリッチは過去7回対戦し5勝2敗と勝ち越している相手。今年も2戦して2勝している「勝てる相手」。このチャンスをつかみ取ることができるか。つかめれば今後も同じように勝利していけそうですし、逆につかめなければ次のチャンスをまた待たなければいけない。勝ち切るか、勝ち切れないかは大きな差を生む大勝負です。勝つべきときにキッチリ勝って、次のステップに進んでほしいもの。2つ勝つ、3つ勝つためには、まず1つ勝つ必要があるのですから。

生きてるうちに四大大会の優勝者を見たいです!次も勝ってくれ!