アナタの配当金から税金が引かれていないか! 税金ゼロのはずのNISA口座の隠れた罠とは?

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現在発売中のダイヤモンド・ザイ10月号では、最強の高配当株を紹介しているが、こうした高配当株の配当を税金ゼロにできるのがNISAだ。しかし、みなさんご用心。なんと、NISA口座で買った株の配当金から税金が取られてしまう罠があった。

4カ月でNISAの枠を使い切ると同時に
配当の受け取り方法を確認すべし!

 今年スタートした投資の税金がゼロになるNISA(少額投資非課税制度)。「非課税枠の上限が年間100万円まで」など制限はあるが、利用しないのはもったいない。

 当初はNISA口座の開設まで2カ月近くかかったが、今では2週間程度まで短縮。口座開設の方法は証券会社から書類を取り寄せ、書類と住民票を郵送するだけ。すでに口座開設をした人でも、入金をしていなかったり、まだ取引をしていない人も多い。残り4カ月でタイミングをみながら、ぜひ有効に100万円の非課税枠を利用すべきだ。

 政府もNISAの利便性の改善に着手しており、「非課税枠の拡大」「子どもNISA」などが議論されている。いろいろな投資法を試しながら、自分に合うスタイルを早めに確立すべきだ。

 ただしNISAには注意点もある。有名なのはNISA以外の口座との損益通算ができないこと。NISAの口座で損失が出ても、他の口座の利益と相殺できないのだ。

 さらに意外な盲点がある。NISA口座で保有中の株でも、受け取り方法によっては配当金に税金がかかってしまうこと。配当の受け取り方には大きく3種類あるが、NISA口座で税金がかからないのは「証券口座への入金(株式数比例配分方式)」を選択している人だけなのだ(図)。

 配当金の受け取り方式の変更は簡単。ネット証券ならば、ログイン後に口座管理から登録内容の配当等受取方法を「株式比例配分方式」に変更すればOKだ(マネックス証券の場合)。変更方法がわからない場合は、利用している証券会社に問い合わせれば丁寧に教えてくれるはずだ。

 多くの証券会社の場合、変更手続きは配当金の権利確定日の2営業日前の15時30分が期限(前倒ししている証券会社もあるので早めに変更しよう)。例えば、今年9月末権利確定の場合、9月26日が変更の期限となる。