日本より仕立て代が安いと、タイのテーラーでスーツを仕立てる日本人旅行者も多い【撮影/『DACO』 編集部】

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バンコク発ビジネス・生活情報誌『DACO』編集部が、タイに住む日本人たちの素朴な疑問に答えます。

 今回も、『DACO』の無料郵送サービスに登録している読者約4000人が参加する『DACOネット』に寄せられた、皆さんから小さな疑問にお答えします。

【参考記事】バンコク生活素朴な疑問【日常生活編・その1】

Q:なぜタイのスーツ屋はインド人ばかりなの?

 バンコクにはテーラーが何でこんなに多いの? しかも、何で必ずインド人経営なのか? 屋台に売りに来る豆売りも、なぜか全員インド人、これって何で?

A:歴史的な経緯があるようです。

 いわゆる「インド人テーラー」はシーク教徒が経営しているのですが、調べてみると、どうやら彼らはラマ5世時代(1868〜1910年)から、マレーシアやミャンマー経由でタイの北部と南部に移り住んでいたよう。

 彼らの中には巡査の職に就く人も多かったようですが、大多数はタイで自分の商売をしたそうで、特に多かったのが「布の卸売」と、その布を使った「テーラー」だったとか。

 インドでは昔から、綿やウール、シルク、カシミアなど、安い布から最高級品まで豊富に生産されているので、外国に住むインド人も布に関わる商売を選ぶことが多いようです。

 彼らはグループを作って長年にわたって本国から布を仕入れるルートを築いていたり、新しく来た同胞が商売するのを援助する仕組みなどもあって、他国人を圧倒しているのだそう。また、インドのカースト制度も、同じ業種を増やす一因になっているのではないでしょうか。

 彼らは、バンコクでは当初バーン・モー通り(現在のインド人街・パフラット市場近く)の辺りに集まって店を開き、商売がうまく行くと本国から一族を呼び寄せるようになりました。その後、パフラット通りに進出し、そこもインド人であふれると、ター・プラ、バンケー、スクムビット、クローンタンなどに散らばってコミュニティを形成していったようです。

 なお、布以外の商売では両替商、金融業などを選ぶグループもいます。豆売りは元手のないグループが選ぶ職業のようです。

Q:小指の爪だけ長い男の人って?

 よく小指だけとか、親指だけ、爪をなが〜〜〜〜〜く伸ばしている男の方(おかまじゃない)がいます。特にガソリンスタンドでよく見かける気がします。あれ、何か意味あるんでしょうか?

A:お金持ちになるおまじないかも?

 タイの言い伝えで、「すべての指をピンと伸ばしたとき、小指が薬指の第一関節よりも短かい人はお金に窮する」のだそう。『DACO』のカメラマン・ラートもこの理由で小指の爪を伸ばしていますが、いつもママー(タイの即席ラーメンブランド)ばかり食べています。

 ほかに小指を伸ばした人に聞き取りをしたところ、「耳をほじるのに便利」「細かい部品を取るのに便利(パソコン修理工)」といった回答が返ってきました。

 ちなみに、ときどき中華系のタイ人でホクロの毛を伸ばしている人がいますが、これは「福毛・宝毛」といって縁起がいいものため、剃らないようにしているものです。

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