【図表1】上段:日経平均と日経平均VI先物の比較。中段:日経平均VI先物、下段:日経平均。岡三オンライン証券の「岡三ネットトレーダーで」表示

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今年はもみあいが続く日経平均だが、もみあいのレンジ相場は、いつの日か大変動がやってきて、上下どちらかに抜ける。そんな時が来たときに、大負けせずに、あわよくば、利益につなげたい。そのためには備えが大切だ。

 よく「相場ではリスク管理が重要だ」と言われるが、具体的にはどうすればいいのか。主に3つの方法が考えられる。

(1)逆指値〜損失の拡大を防ぐ
(2)先物取引〜レバレッジを効かしリスクヘッジ
(3)オプション取引

 今回は、上記の(2)、先物取引の中でも相場の大変動時に役に立つ「日経平均VI先物」と呼ばれる商品について紹介しよう。

低水準に落ち込んだ日経平均VI先物

 9月1日時点で日経平均VI先物は16.35と、かなり低い数値を示している。その意味とは? 日経平均VI先物の価格は何を示しているのか。

・VI(ボラティリティー・インデックス)とは、将来の投資家心理を示す。

・日経平均と逆相関の関係〜日経平均の急落時に急上昇する傾向がある

・平均回帰性〜平常時は一定のレンジ(20〜30程度)に回帰する

 まずは日経平均と日経平均VI先物を比較したチャート【図表1】を見ていただきたい。日経平均VI先物はいつもは20〜30ポイントで推移しているが、最近では、10ポイント台と、かなり低水準に落ち込んでいる。

 ただし、8月8日に日経平均が当面の底をつけた時は、日経平均VI先物は25.50ポイントまで急騰した。7月31日〜8月8日の変動率を比較したのが【図表2】。日経平均が5.4%下落した時に、日経平均VI先物は32%も上昇した。何か株を持っている時に、同時に日経平均VI先物を買い建てしていれば、日経平均の急落に対して、少ない資金でリスクヘッジ効果が期待できる。

 日経平均VIの過去を振り返ると、リーマンショックで92.03、東日本大震災では、69.88ポイントまで高騰した。また、2013年のアベノミクス上昇相場でも日経平均VI先物は大きく上昇し、40.05ポイントまで達した。予想外の値動きに反応するため、必ずしも日経平均と逆相関とは限らず、日経平均の急上昇とともにVI先物も上昇する場合がある。

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