岡崎「全員がキャプテンの意識を持つべき」

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 5日のウルグアイ戦(0-2)に先発出場した日本代表FW岡崎慎司(マインツ)が国際Aマッチ出場80試合目を記録した。81キャップのMF長谷部誠が途中離脱したため、現在のメンバー22人では岡崎が最多出場を誇る。

 長谷部の離脱もあって注目されたゲームキャプテンはFW本田圭佑が務めたが、ハビエル・アギーレ監督は「選手たちに伝えたのは本田、(川島)永嗣、(吉田)麻也がキャプテンであり、キャプテンマークを付けるのは本田ということだった」と説明。本田、GK川島永嗣、DF吉田麻也の3人を“キャプテン”に指名した。

 指揮官が一人に限定しなかったのも絶対的な存在がいなかったからなのだろうか。岡崎は「みんな(キャプテンを)任せられれば責任を果たそうというタイプだけど、自分から引っ張っていくというタイプは現れていないのかなと思う」と率直に語った。

「闘将と言われるような『付いて来いよ』というタイプはいない。そういうのは生まれ持ったものだと思うし、日本人にはなかなか出ない」。そう持論を展開し、「でも、そういうタイプがいないなら、一人ひとりがキャプテンの意識を持てばいいし、それが今の日本代表なのかなと思う。名前を呼ばれた3人だけでなく、若手を含めて全員がその意識を持つべきだと思う」と力説していた。

(取材・文 西山紘平)