武藤嘉紀 (写真:岸本勉/PICSPORT)

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ウルグアイ戦の僕の採点は「評価なし」。

格上の相手に、新しいメンバーを集めたばかりのチームで、うまくいくことのほうが少ないのは当然です。4日間の練習で、戦術、システム、選手の組み合わせを変えて結果が出てくるとは思っていませんでした。

試合から見えたのは、アギーレ監督も今の時点でどれくらいできるのか、何がベストなのかを手探りしているということ。2トップにしても試合で急に試したというのが、そんな状態なのを端的に表していると思います。

公開練習のとき、サイドからクロスを入れて合わせるという形をやっていました。前半は確かにそのパターンを意識していたと思います。ですが、クロスの精度がないと結局はゴールになりません。そういう部分もこれから手を付けていくのでしょう。

あえてよかった点を挙げるとすると、新しい選手が長い時間使ってもらえたこと。これまでだと、若い選手はもっと短い時間しか与えられませんでした。ですが、アギーレ監督がしっかり使ったことで、日本代表の門戸の広さは示されたと思います。

ただし、何度もチャンスは与えてもらえないはずです。選ばれて満足するのではなく、出た試合でしっかりと結果を残さないと生き残れないのが日本代表だというメッセージもあった気がします。

個人名は2人だけ挙げておきましょう。

森岡亮太が入って崩す形が少し見えました。ショートパスでつなぎながらバイタルエリアを崩せたのは、森岡が入ってから。ウルグアイ戦では出場時間が短かったので、もう少し長い時間見てから評価したいと思います。

武藤嘉紀は最初試合の流れに入っていけず苦労していました。無駄なバックパスをしたりしてどうなるかと思いましたが、次第にいいパフォーマンスも見せてくれたと思います。ただし、代表選手として合格点かというと、それはまだまだ。それでも今後には期待します。

9日にはベネズエラ戦があります。次も新しい選手も見ることができるでしょう。そのときは、もう少し改善されているのか。また厳しい目で見たいと思います。