5日放送の「報道ステーション」(テレビ朝日系)で、番組終了直前に不可解なテロップが表示される一幕があった。

番組では、プロ野球関連ニュースをダイジェストで伝えた後、エンディングテーマ曲が流れ、古舘伊知郎氏は、小川彩佳アナウンサーが夏休みを取るため代わりに竹内由恵アナウンサーが出演することを告げた。

テロップはこの場面で表示される。

テロップでは
「原発関連のニュースをきょうも放送できませんでした」
「時間がなくなったからです。申し訳ありませんでした」
と2行に渡り原発関連ニュースを報じなかったことを謝罪した。


しかし、このテロップがあまりにも幼稚な文章で書かれていることがネット上で話題となり、さまざまな憶測を呼ぶこととなる。

特に「時間がなくなったからです」の一節には、多くのネットユーザーからツッコミが入ることとなった。

番組の予定を変更した場合、「放送時間の都合上、予定を変更してお送りしました」といった定型文的な固い言い回しのテロップが表示されるのが一般的である。

また、「時間がなくなったからです」ほどではないが、「きょうも放送できませんでした」もやや口語調であり、日本を代表する報道番組のテロップとしては不可解である。

この、投げやりな印象すら受けるテロップは、担当者が不慣れであった説、あるいは時間的な余裕がなかった説など、さまざまな憶測を呼んでいる。

「報道ステーション」ディレクターとして、原発問題の取材を続けていた岩路真樹さんが自殺で亡くなったことを、ジャーナリストの今西憲之氏が自身のブログで明かしているが、この件との関連を指摘する声もある。

「時間」は「じま」とも読めるため、「路真」(岩路氏の名前の一部)を意味しており、テロップは岩路さんへの追悼文なのではないか、というわけだ。

仮にそうだとすると、テロップは「原発問題の取材を続けていた岩路氏が亡くなったため、原発関連のニュースをきょうも放送できませんでした」という意味となり、事情を知っている者には意味が通じる、一種の暗号的な追悼文となる。

こちらの説はあまりにも突飛なため、否定するユーザーも多い。しかし、こうした説が出てしまうほど、テロップが不可解に幼稚であったのも事実だ。