致命的なミスで2点を献上してしまった点については何度も厳しく指摘していたアギーレ監督。 (C) SOCCER DIGEST

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◇試合の感想

 両チームとも戦ったゲームだったが、ディフェンスの面でふたつの大きなミスを犯してしまい、“カップ”を失うことになった。ビッグチームと対戦して何かを得ようとするなら、これらのミスから何かを学ばなければならない。ウルグアイのようなビッグチームの前でミスを犯せば、このようにやられてしまう。相手の経験と、我々のミスが違いを生んだと思う。

 こういう結果になったが、私は満足もしている。日本代表は非常に若いチームで、この試合で4人の選手がデビューを果たした。我々はこれから、しっかり仕事をしていかなければならない。火曜日にはベネズエラ戦が控えているが、前を向いて進んでいきたい。
 

◇質疑応答

――満足している部分とは具体的にどういう部分か?

 チームが“戦った”こと。気持ちで負けていなかったことだ。2度の失点を喫したが、そこで落ち込むこともなかった。選手個々にも良かった部分があったが、これは先に選手に伝えたい。
 
――新しい布陣で、新しい選手も何人か入り、ぎこちない部分もあったが、選手たちの適応力や修正力については?

 昨日の会見でも、3つのトレーニングセッションしかしていない状態でウルグアイと対戦するのは楽ではない、と話した。ウルグアイは、世界でもベスト10に含まれるチーム。そういう相手と対戦することで、我々は学ばなければいけないということだ。彼らと同じレベルでやりたいのなら、そこで学んで努力しなければいけない。

 ただ、ゴールを“プレゼント”してしまったのはいけなかった。ああいったミスは避けなければならない。
 
――相手の経験と自分たちのミスが勝負を分けたと話したが、攻撃面の評価は? また、今日は本田(圭佑)が主将を務めたが、今後も継続するのか?

 攻撃では、相手より多くのCK(3対2)を得ることができたし、FK(22対15)もこちらの方が多かった。そして、シュートも何度が打てた(8対8)。皆川(佑介)がフリーでGKの前でヘディングシュートを打ちながら、ボールが上に行ってしまった場面もあったが、攻撃には失望していない。まだまだ、練習しなければならないが。

 キャプテンについて選手たちに伝えたのは、本田、(川島)永嗣、(吉田)麻也の3人がキャプテンであり、キャプテンマークを付けるのは本田ということだった。

日本 0-2 ウルグアイ|マッチレポート

――後半からシステムを変えたが、どちらが気に入ったか?

 相手にリードされているという状況もあり、(攻めるために)本田の守備の負担を少なくするためのシステム変更だった。より前で、よりフリーでプレーさせるという意図だ。選手たちはすぐに順応し、森重(真人)も自分の役割をしっかり把握していた。その形でウルグアイを下回ったとは思わない。日本とウルグアイの差は、得点場面でのプレーの差だった。
 
――本田にキャプテンを任せた理由は? また、森重をアンカーで起用した理由は?

 本田にキャプテンマークを付けさせたのは、GK(川島)からは主審が遠いというのがひとつめの理由。そして、経験や年齢などを考慮すれば、麻也ではなく、本田なのではないかと思った。

 森重については、3バックの真ん中というところでは非常に良かったと思う。その後、守備的MFの位置でボランチとしてプレーしたが、走る距離が長かったことから、消耗してしまった。
 
――代表デビューを果たした武藤(嘉紀)の評価は? 今後、どういった部分を伸ばして使っていきたいか?

 武藤のプレーは、Jリーグで2試合を視察した。非常に若い選手だが、恐れることなくプレーしたところが良かった。そして今日、彼にとって素晴らしいキャリアのスタートになったと思う。
 
――試合前、選手にどのような言葉をかけたのか? また、昨日の会見では「代表監督は試しながら勝ちを追い求める職業」だと話していたが、どれくらい達成できたか?

 選手には、日本代表で仕事ができることを誇りに思うことだと伝えた。彼らには、後押ししてくれる国民がいる。誇りをもって、このユニホームのために、どんな相手であっても戦わなければならないと話した。

 今日は、チーム全体より、選手個々を見た方が、より満足を感じられる試合だったと思う。(チームとしては)いくつかのことを試したが、勝つことはできなかった。
 
――「個々の選手の動き、特にボールのないところでの動きに注目したい」と話していたが、選手のクオリティを改めてどのように評価するか?

 ボールがない時に、少し集中が切れてしまっている選手が何人かいた。しかし全体を見れば、常にしっかりゲームに参加していたと思う。そういった意味では満足している。あとは、ボールを持った時にもう少し速く動かすことが必要だったと思う。それも、これからの努力と練習で培っていきたい。
 
――今日は、後方から長いボールが送られる場面が多く見受けられた。今までの日本代表では、もう少しパスをつないでいたが、これは監督の意図だったのか?

 相手のプレッシャーがかかっている状況で、余計なプレーをしてはいけない。前に皆川がいるので、そこに(ボールを)入れたのだろう。しかし、毎回同じプレーをしていれば相手に読まれてしまう。そのため、つなぐ場面と長いボールを使う場面の両方が見られた。