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厚生労働省は9月5日、東京都の新宿中央公園でデング熱に感染した可能性が高い感染者がいることを明らかにした。一連のデング熱感染者の中で、初めて東京都の代々木公園ないしはその近隣以外で感染した公算が大きいと見られる。

蚊を媒介して感染するデング熱は、デングウイルスを原因とする急性の熱性感染症。感染すると発熱や頭痛、筋肉痛、皮膚の発疹などの症状が出る。1週間程度で症状は回復するが、ごくまれに感染者が死亡するケースもあるといわれている。

厚生労働省によると、今回感染が確認されたのは代々木公園を訪れたことがなく、海外への渡航歴もない埼玉県の30代の男性。8月に複数回にわたって新宿中央公園を訪問していたという。東京都は9月4日、渋谷区の代々木公園で採集した複数の蚊がデング熱の原因となるデングウイルスを保有していたため、同公園の一部地区を「当分の間」閉鎖すると発表したばかり。

感染が拡大を見せていることを受けて東京都福祉保健局は9月5日、「代々木公園に近接する明治神宮についても、公衆衛生の観点から、渋谷区、国と連携して、蚊の駆除を実施」する意向を示している。専門家と協力して現地調査を行った後、蚊の駆除方法や場所について助言を得た上で順次、蚊の駆除を行う予定とのこと。

また、都庁内に設置されているデング熱専用相談電話への問い合わせも急増している。東京都福祉保健局によると、8月28日から9月1日までの期間中は283件の相談が寄せられていたが、9月4日までの相談件数の総計は812件。3日間で500件超もの相談電話があった計算になる。

専用相談電話は、今後も当面設置される予定で、電話番号や対応時間の詳細は東京都福祉保健局にて確認できる。

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