2013年に英国国籍を取得した中国人は8088人で、過去4年間で最も少なかった。英国国籍を取得する外国人は増え続けているが、中国人の場合には減少している。申請して拒絶されるケースが増加傾向にあるという。中国新聞社が報じた。

 英国国籍を取得した人は2011年に17万7785人、12年は19万4209人、13年は20万7989人で、増加し続けている。そのため、海外からの移民抑制を公約に掲げて2010年の総選挙に勝利した保守党に対する批判の声が出ている。

 中国人の英国国籍が最も多かったのは2011年で、9370人だった。13年は8088人で、2年間で約14%の減少だった。

 中国人が英国国籍を取得できるのは大部分が結婚、労働、留学ビザで英国に10年間以上滞在した場合で、それぞれ3分の1程度の数だ。

 また、結婚ビザで英国に2年以上滞在した場合には、永住権を獲得できる。結婚による永住権を獲得した中国人の86%が女性という。

 2013年に、英国国籍取得を申請して拒否された中国人は6820人で、2012年の6517年と比べて、やや増加した。(編集担当:如月隼人)