写真提供:マイナビニュース

写真拡大

日本気象協会が運営する天気予報専門サイト「tenki.jp」はこのほど、エルニーニョ現象と冷夏についての関係を明らかにした。

2014年の夏の天気について、5月時点の3カ月予報では、エルニーニョ現象が発生する可能性をふまえ、西日本では暑くなるが、北日本では気温が平年よりも低い「北冷西暑」としていた。6月10日気象庁発表のエルニーニョ監視速報でも、今夏はエルニーニョ現象が発生し、秋にかけても続く可能性が高いとの見通しが出された。

しかし、7月10日発表の同監視速報では、夏にエルニーニョ現象の発生する可能性が低く、秋に発生する可能性が高くなったと発表された。

この予報の変化について、気象予報士の谷口さんは「エルニーニョ現象とは、エルニーニョ監視海域の海面水温の基準値との差『5カ月移動平均値』(その月および前後2カ月を含めた5カ月の平均をとった値)が6カ月以上続けて+0.5℃以上であること。つまり、現象が"確定"するのは半年後なのです」と解説した。エルニーニョ現象のときは、フィリピン付近の海水温が低くなるが、現時点の海水温は高めであるとのこと。

「エルニーニョ現象発生時は、北海道・東北地方では冷夏になりやすい傾向にありますが、その他の地域に関しては『冷夏』について大きく触れられていませんでした。やや『エルニーニョ現象』と『冷夏』という言葉だけが独り歩きしてしまった感覚があります」と語った。

その上で、長期予報を参考にする場合は、「どのエリアに対する情報であるか」に注目することが大切とした。

(フォルサ)