1年7か月ぶり代表復帰の水本、年長3番目も「まだまだうまくなれる」

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 思わず苦笑いを浮かべた。昨年2月6日ラトビア戦以来、約1年7か月ぶりの日本代表復帰となったDF水本裕貴(広島)。今月12日に29歳となるセンターバックは、今回のメンバー23人でGK川島永嗣、MF長谷部誠に次ぐ3番目の年長者だ。

「あり得ないですね。今までは年上の人がたくさんいたし、自分の中で違和感はあるけど、積極的に監督の求めることを吸収していきたい。今月で29歳になるけど、まだまだうまくなれると思っている」

 日本代表初招集となったFW武藤嘉紀やDF松原健ら若手のサプライズ選出が注目を集める中、間もなく29歳になる水本の選出は別の意味でハビエル・アギーレ監督の期待の高さがうかがえる。

「長谷部さんや(川島)永嗣さんはW杯を経験しているけど、自分はW杯を経験していないし、日本ではベテランと言われる年齢で呼ばれたのはチームでのプレーが評価されたからだと思うので、代表でもアピールしていきたい」

 オシムジャパン時代の2006年に日本代表に初選出され、岡田ジャパン、ザックジャパンと“3代”にわたって代表戦に出場してきたが、これまで国際Aマッチ出場は5試合。代表に定着するまでには至らなかった。

「代表に最初に呼ばれたときから、ずっとラストチャンスだと思ってやってきた」という水本だが、歴代の監督の初陣でメンバーに選ばれたのは初めて。「横浜(9日のベネズエラ戦)まで期間もあるので、しっかり監督の求めることをやっていきたい」。アギーレジャパンとしての初合宿に参加できていることをアドバンテージに今度こそ代表定着を果たすつもりだ。

(取材・文 西山紘平)