『芸能界の裏側 ぶっちゃけていいスか!? 三十路グラドルのつぶやき』(ぶんか社) 現役グラドルの著者・あさの☆ひかりインタビューでもぶっちゃけた!

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 ご存知の方も多いかと思うが、実は芸能界は大変怖ーい世界だ。様々な掟や暗黙の了解も多く、それを破ると──干され、消されてしまうなんてことも。

 そんな怖い芸能界の裏側をなんと現役グラビアアイドルが暴いちゃった! それがマンガ『芸能界の裏側 ぶっちゃけていいスか!? 三十路グラドルのつぶやき』(ぶんか社)である。描いたのは三十路現役グラドルにして漫画家のあさの☆ひかりである。

 2009年にマンガ家としてデビューするも、なぜか翌年には「ヤンジャンぷるるんクイーン」でグラドルデビューしたあさのだが、彼女の描く芸能界は確かに"ぶっちゃけ"すごい。

 ノリでオーディションに応募したあさのは、翌月にはグラビア・デビューするなどトントン拍子で芸能界入り。撮影現場ではお姫様状態でチヤホヤされる有頂天。しかしロケ先で一緒になった売れっ子アイドルにこう暴露される。

「あたし、●●(芸能界のドン)の愛人なんだ」

 しかもこの売れっ子アイドル、別に彼氏がいるのがバレて、「もうAVデビューするしかなくなっちゃった」とつぶやくのだ。

 冒頭からなんとも過激な芸能裏マンガ。しかしこんなのは序の口だった。まずは「裏営業」と「枕営業」。業界人が集まるパーティに出て、あわよくばチャンスを狙うのだ。六本木のセレブ宅、集まった業界オヤジはグラドルたちを躊躇なく口説く。

「テレビでキミ見たコトあるよ 愛人とか興味ある?」
「ボクと寝たらイイコトあるよ 仕事欲しかったら連絡して」

 あまりに"どストレート"だが、これがグラドルの日常だ。グラドルの中にはそのままヤッちゃったり、愛人になるケースもあるらしい。
 
 さらに多くのグラドルは本業だけではなかなか食えないため「裏バイト」に精を出す。キャバ嬢に混じり水着で接待するイベントが不定期に開かれグラドルが集結するのだが、これも「裏営業」の一環らしい。

「今日も人脈広げにくるグラドル多いんだろうねー」
「枕の相手を捜したり愛人契約結んだりねー」

 そして隙あらば、とばかりに待ち受けるのが整形の勧めとAVのお仕事だ。芸能事務所社長が集まる飲み会に行ったあさのは、一人の社長に「いじればイケる!」「整形が条件でAVなら」と勧誘される。断るあさのだが、社長はなかなか諦めない。

「なんでー!? グラドルみんな整形豊胸してるじゃーーーん!!」
「それにAVは豊胸したほうがギャラ上がるんだよ 1本出すだけでグラドルの10倍は稼げるから!!」

 なんともエグい世界が描かれてるのだが、コレは本当の話なのだろうか。作者のあさのに直接"ぶっちゃけ"話を聞くべく突撃した。


■収入は月2、3万円! 裏営業に精をだすグラドルたち■

 ──最初に聞きたいんですが、マンガに描いてある事って本当なんですか?
「もちろんです! 噂とかではなく私の実体験で、全て実話です」

 ──ってことは......芸能界からの反響というか、大丈夫ですか?
「刺される覚悟で描いてます。芸能界から抹殺されても仕方ないかなと。その時はその時で(笑)。私みたいなちっぽけなグラドル、いちいち殺したり姦したりしないだろう、と。でも本当にヤバいと思ったこともあります。雑誌連載中に業界の偉い人に『ふざけんじゃないぞ』と警告されたことがあって。その時は『やべー』と思い、刺される覚悟で一緒に飲みに行ったんです。そこで『描いていいですか?』とお伺いをたてて、実際にそのエピソードも本に描いちゃいました」

 ──すごい根性ですね。
「でも本当に心から信用している仲間や人は描かないし、ウらない。『こんな奴は描かれて当然』と思ってる人を、私のフィルターを通して描いるだけなんです。枕(営業)をやったり愛人を囲っているおっさんは絶滅していいと思ってるので(笑)。枕は日常茶飯事レベルでありますしね。仕事が欲しいという面もありますが、基本的にグラドルはお金がない子が多い。それでスポンサーとして"パパ"になってくれるだけで有り難いと思う。いい部屋に住まわせてくれるパパがいるだけですごく助かる。30万円のマンションを借りてもらって、お小遣いをもらって、パパが気分でヤリにくるみたいな。枕の相場は一晩で20万円という感じです」

 ──グラドルってそんなに金銭的に大変なんですか? 
「底辺だとギャラは月2、3万円が普通です。撮影会を週4回やって合計で2、3万。週刊誌の雑誌のグラビアは基本ノーギャラだし、出れるのはほんの一握り。DVDは買い取りで5万。テレビなんか5千円で交通費も出ない。だからキャバ嬢のバイトをやったり、愛人をして食いつなぐんです。でもみんなテレビに出てタレントになりたい、有名になりたいと必死なんです。本当はかわいい子は何もしなくても売れるんですけどね」

 ──作品には裏営業の話も出てきます。業界人が集まるパーティに行ったり。
「業界人が集まる飲み会やパーティは営業狙いだけでなく、タクシー代狙いで行く。2、3万円はタク代をもらえますから1日に3つ掛け持ちするなんてことも。合計で6万円ゲット(笑)。誘われればパーティとかは絶対行きますよ。だからグラドルは自然と酒豪にもなる(笑)」

 ──いやー。大変な世界なんですね。でも業界人男ってすごい肉食系でびっくり。
「肉食オヤジはホント業界全体で多いですよ。でも一番最悪なのが下請けの制作会社の社長さん。やりたい放題ですもん。色が黒くて、胸元を開けて、手首にじゃらじゃら何か付けてて、ザ・業界オヤジ。気持ち悪いっすね。しかもアラフィフが100%近い。当然妻帯者で、そういう人に限って子どもの写メを待ち受けにしていたりする。クソですね」


■整形、AVへのお誘い、そして業界の鬼畜オヤジとの枕営業■

 ──作品の中に、芸能界のドンの愛人だったのに、彼氏をマンションに連れ込んだのがバレてAV嬢になったグラドルの話が出てきますが。それって例の......。
「それは絶対言えません。うちの事務所潰れちゃいますよ(笑)。愛人の彼女は芸能界を辞める選択肢もあったと思うけど、でも有名になりたいからもうAVしかないと単純に考えちゃったみたいです。でも1年後は引退してデリヘルで働いている。どんどん落ちて行く」

 ──でもAV女優になっても簡単にメジャーになれるわけじゃないですよね。
「やっぱり飯島愛さんの存在がみんなの頭にあるんです。私も彼女のようになれる! あのポジションにいけると。時代も違うし、さすがに無理だと思うのですが。それとは別に『売れないとAVへ行け』という事務所もあります。ある事務所では売れないグラドルに『2ちゃん』とかの掲示板を見せるんです。そして『お前はどれだけ世間から叩かれていて、どれだけ売れていないか』と責め、『お前はもう脱ぐしかないんだよ』と精神的に追いつめていく。それでAVデビューした子もいます」

 ──そんな簡単に?
「脱ぐという行為はホントに不思議で、最初はメチャ抵抗あるんですけど、やっているうちに『全然オッケー』と脱げるようになっちゃう。鈍感になってマヒしていくんです。着エロやったらAVも同じでしょ?って。男優がいるかいないかだけ。そして抵抗なくAVに出る。慣れは怖いですよ」

 ──グラドルからAVへ、そしてドンの愛人のように風俗へいく子もいる。
「風俗も多いですよね。脱ぐことにストッパーがなくなるので、食べていけなければ手っ取り早く稼げる風俗へと簡単にいけちゃう。でもAVまでいっちゃうと精神的に病む子はホント多い。身体を"ウル"というのは相当タフな子でも病む要素が盛り沢山なんでしょうね。もちろんグラビアでも病む子はいます。水着といってもエロい撮影もありし、業界には変なオヤジが多いし、枕をしたら『私、なんで好きでもないおじさんと寝てるんだろう』と悩んだり」

 ──マジで、グラドルが大変な世界だと分かりました。しかもグラドルの世界は整形もフツーにあるんですよね? 
「お金を持ってる子は結構やっていると思います。グラビアに限らず芸能界全体的ですけどね。グラビアで良く聞くのは事務所でお金を出して整形させるという話です。1年計画でデビューの前から整形させて、デビューまでに完成させるのが主流。マジかよってくらいどんどん別人のようになっていきます。豊胸も多い。本物かニセモノかの見分け方もあります。写真は加工できますが、DVDは修正が利かない。だから動画で手を挙げる仕草のないグラドルは基本的に入れているんじゃないかな。脇の傷をみせないようにね。まあ、入れていてもいいと思いますけどね」

 ──最後にあさのさんは実際に枕とかした経験はあるんですか?
「私はかたくなにヤリません。正直そういう機会は一杯ありましたけど、プライドとして、好きじゃないキモいおっさんとヤルなんて嫌だし、枕をして幸せになった仲間を見たことがないからヤリません」

 ──でも作品には200万円で愛人にならないかと言われたエピソードが。
「グラドルになって初めて愛人にと言われたのが月200万円! マジ、お金を積まれちゃった! と思いましたが、一般人の友達に『何言ってるの!?』と怒られて目が覚めました。相手は業界では有名人です(笑)」

 ──あさのさんのお話を聞いていると業界の男って鬼畜ばっかりですね。
「鬼畜だらけです。ホントに。だから日々戦いです。お酒が強くなったのもそのせいかもしれません。弱かったら乗り切れない。今頃オッサンとヤッてたかも(笑)。今は経験を積んで引き際とか学びましたが若い頃は分からなかったですからね。でもグラドルを辞めようとは思わなかった。作家として、この世界を面白がって、そして描いている部分もある。今は漫画家とグラドルの両輪だけど、いつかは漫画家、作家としてやっていければなと思っています」

 現役グラドルの怒濤の激白。あっぱれです!
(林グンマ)