彫刻も映像作品も。資生堂ギャラリーで、植物の生命力を表現するアート展

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「資生堂って、She say do のことじゃないの?」と言ったファンキーな友人に教えてあげたい。その社名は、「すべてのものは大地の恵みから生まれる」という意味の古代中国の言葉「万物資生」がもと。1872年の創業というから、今年でなんと142年! シンボルマークの花椿も、大地に芽吹いた植物の生命力を表現するアイコンなのだとか。

そんな「万物資生」の世界観をテーマに、命の大切さを豊かな感性と技術で表現する作家たちが集められた、見応え十分の企画展「せいのもとで lifescape(ライフスケープ)」展が、9月5日(金)から10月12日(日)まで、銀座の資生堂ギャラリーで開催。

例えば、繊細な木彫りの植物を作る須田悦弘さん、植物の命が結晶したような可愛らしい作品が魅力のドイツ人彫刻家のChristiane Löhr(クリスティアーネ・レーア)さん。映像作品では、京都・銀閣 慈照寺の花方である珠寶(しゅほう)さんの花を生ける様子が。また、草木染めの人間国宝・志村ふくみさん・洋子さんの母娘作品も!

「染織家として有名な志村ふくみさんといえば着物の展示というイメージがあるかと思いますが、今回は須田悦弘さんのアイデアで、糸の美しさを最大限に生かした立体的な表現になりました。壁一面を使ったダイナミックなインスタレーション(空間展示)は、志村さんにとっても初めての試みです。こちらの作品をはじめ、どれも今回のテーマである『命の輝き』を感じ取っていただける美しいものばかりなので、ぜひご覧いただきたいと思います」と、ギャラリーディレクターの樋口さん。

さらに、デジタルカウンターを用いて命の輝きを表現する宮島達男さんの作品も加えての異色の顔ぶれが、ひとつのテーマのもとに織りなす、個性的な作品群。一つ一つの作品を深く味わえば、感性もキレイに磨かれて心のメイクアップに役立ちそう♪