ピッチ内外で戸惑う初招集のFP宮崎「アピールよりも、まず『学び』です」

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 アジア選手権を連覇したフットサル日本代表に、新たな顔ぶれが加わった。その一人が、フウガドールすみだに所属するFP宮崎曉だ。今シーズン、Fリーグに昇格したチームで中心選手として活躍し、ミゲル・ロドリゴ監督によって初めて代表候補合宿に呼ばれた。Fリーグ昇格後、すみだから初めて招集された選手として、大きな期待が寄せられている。

 2度の練習を終えて、早くも多くの刺激を受けている。「僕自身、フウガ以外でほとんど練習とかもやっていないので。監督も、須賀さん(すみだ監督)からしか教えてもらったことがないので、いろんなことが新鮮で、学ぶことばかりです」と話す。

 午前練習の最後には、FP4人が一列になってボールを回す、『クワトロ』の練習が行われた。しかし、そこで宮崎は明らかに戸惑いを見せており、元すみだのFP星翔太と、細かく動き方の確認をしていた。「動き方からして新鮮というか。クワトロも僕自身、ほとんどやったことがないので、分からないことだらけです。分からないことは、聞きに行かないと分からないまま終わってしまうので、ちょっとでも分からなければ聞きに行って、いろいろ吸収しようと思っています」。

 宿舎での生活にも戸惑いが多く、初日は洗濯物を出すタイミングが分からずに、夕食後にFP渡邉知晃、FP佐藤亮らに「これ、どうすればいいんですか?」と聞きに行くと、「とっくに出すタイミング過ぎているよ」と教えられたという。「何もわからないので。洗濯物もわからないし、食事もわからないし、何を持って行けばいいのかもわからないので」と、初々しい。

 これまで外から見るだけだった日本代表に初めて参加して、「本当にクラブチームみたいに仲が良くて、久しぶりに集まったっていう感じじゃない」と驚いた様子だが、宮崎自身もかつてすみだでプレーした選手や高校の先輩など、顔見知りの選手が多数いることから、チームに溶け込めている。この取材の際も、すみだOBの星翔太に「ミヤは滑舌が良くないんで、注意して聞いてあげてください。『カレーライス』が言えないので(笑)」と、イジられていた。

 ミゲル・ロドリゴ監督に、この合宿中にアピールしたいポイントについて聞くと、答えに窮し「まだ何もわからないので、まずは代表のやり方を覚えることですね。『学び』です」と、今回の自身のテーマを明かしていた。

(取材・文 河合拓)