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今発売中のダイヤモンド・ザイ10月号では、ROEやPER、PBRなどの意味と正しい使い方を大図解で紹介しているが、今回はその中から、割安株を探すためのPERとPBRの使い方を女性から見た結婚相手選びに見立てて紹介しよう。そしてオススメ4銘柄もあわせて公開。

男の年収や持ち家などをチェックするように
株価をその株の稼ぎや保有資産と比較する!

「安い額で買える株」と「割安な株」。この2つの株は似ているようで、実はその意味は大きく異なっている。安い額で買える株とは、まさに数万円などの少額で買える株のこと。一方の割安な株というのは、購入額は様々だが、「利益」や保有している現金や不動産などの「資産」と比較して、あまりにも株価が低すぎるという株を指す。

 ここで紹介するのは、後者の割安な株だ。割安かどうかの判断の仕方は、女性から見た結婚相手選びに例えるとわかりやすい。ある男性が経済的に結婚相手としてふさわしいかどうかを見る場合、チェックポイントは大きく分けて次の2つ。

 まず1つが年収。毎年どれくらいの稼ぎがあるのかは今後の生活に大きな影響を及ぼすことになるからだ。もう1つが貯金や家などの所有物だ。将来一時的に年収が下がっても、こうした資産が多いと安心だ。

稼ぎと比較したのがPERで、
資産と比較したのがPBR!

 これを株に当てはめて考えると、稼ぎにあたる「利益」と、所有物にあたる「資産」と「株価」をそれぞれ比較することで、その株が割安かどうかがわかるのだ。

 まず、株価を利益(稼ぎ)と比較したのが予想PER(ピーイーアール:Price Earnings Ratio)。日本語では株価収益率と呼ばれ、株価を今期予想の1株当たりの利益で割って計算したもので、単位は「倍」。この数字からわかるのは、株価が今の稼ぎの何倍まで上昇しているかということ。この数字が10倍ならば、今の株価は10年分の稼ぎと同じレベルだということで、この数字が低いほど割安ということになる。

 予想PERの注意点は、株価以外に予想利益が変化すると予想PERも変化すること。たとえば、予想PERが10倍の株の利益が倍に増えると、予想PERは5倍にまで下がる。逆に利益が半分に減ると予想PERは20倍にまで上昇する。予想PERは利益の予想数字の変化で大きく動くので、決算などをしっかりチェックするようにしたい。

 もう一つ、株価を保有資産と比較したのがPBR(ピービーアール:Price Book-Value Ratio)。日本語では株価純資産倍率と呼ばれ、株価を1株当たりの資産で割って計算する。こちらも単位は「倍」。PBRからわかるのは、株価が企業が保有する1株当たりの現金や不動産の何倍なのかということ。この数字が1倍ならば、今の株価と保有資産の価値は同等だ。つまり、この数字が1倍未満の場合、保有資産の価値よりも株価が安いため、実際には難しいがすべての株を買い取って資産をすべて売れば利益が出ることになる。

 PBRの注意点は保有している資産が何かという点だ。保有している資産のほとんどが現金の場合はいいが、土地などの不動産をたくさん持っている場合は、地価の変動などにより、その評価額が大きく上下する。地価の上昇局面ならいいが、下落局面になると資産の評価額が下がりPBRは上昇するので要注意だ。

予想PERは13倍以下が基準で
PBRは1倍以下が基準になる!

 ここからは具体的な割安株の見つけ方を紹介しよう。当然のことながら、予想PERとPBRがともに低いのがベストなのは間違いない。では、2つの数字で総合的に判断するときに、それぞれの基準となる数字はどれくらいなのだろうか。

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