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2015年で創立50年を迎える「上智大学 上智新聞編集局」。毎月、大学新聞を発行している伝統ある部だ。

だが、彼らにはある問題が……。それは「部室がすごく汚い」ということ。特に、新聞発行直前の時期は資料が至るところに散乱し、編集作業に支障がでるほどだったとか。

そこで立ち上がったのが、部の主力である3年生。彼らはどのようにしてこの問題を解決したのだろうか。

上智新聞編集局 広告部長で模様替え企画のリーダーを務めた文学部 新聞学科 3年の田中雅久さん、同じく上智新聞編集局 経理部で引退企画立案者の文学部 新聞学科 3年の藤垣春香さん、 そして模様替えをサポートした、オフィス用品通販サービスを展開するアスクルのファーニチャー事業部 マーチャンダイジングカスタマーフロント 金井亮平さんにお話を聞かせてもらった。

○結構な荒れ具合だった部室

-以前の部室、結構な荒れ具合ですね

藤垣さん「本当に物が多くて、汚かったですね……」

田中さん「書棚や机はあったんですが、どれもかなり老朽化していて……。引き出しが開かないなど、収納家具としての役割を果たしていない状態でした。そのため、資料を整理して保管しておくことができなかったんです。それらが出しっぱなしになって、部室全体も汚くなっていくという……。ゴミがゴミ箱に捨てられていなくて、雰囲気が悪くなったりもしました」

藤垣さん「普段はみんな取材に行っていて、部員が一斉に集まるのは発行の編集作業のときなんです。狭い部室に人が沢山出入りするので、その時期は特に散らかっていました。編集や校正はデスクの上に原稿を広げて行うのですが、プリンターや資料が占領していて作業ができないこともありました」

-片付けのきっかけは何ですか?

藤垣さん「3年生は『上智新聞8月号』の発行をもって現役を引退することが決まっています。その前に部室をどうにかしたいということになったんです。その結果、引退企画として『模様替え』をやることになりました」

田中さん「予算は10万〜15万円です。家具選びなどは、以前に取材でお世話になった『アスクル』さんにお願いすることにしました」

彼らが利用したのは、アスクルの「オフィスづくりサービスレイアウトサービス」。電話相談の翌日には、3Dムービーやカラーパースを用いたレイアウトの提案を無料で受けることができるサービスだ。部室の家具のセレクトもスイスイと進んだよう。

○部室に最適な家具を選ぶ

-どのような流れでしたか?

田中さん「金井さんに部室の写真と平面図をお渡しして、3Dパースとレイアウトを作っていただきました。それを見ながら、部室にあった家具選びをしまして、その場でほぼ決定しました」

-その場で?

田中さん「その場でです。早かったですね」

-レイアウトのポイントを教えて下さい

アスクル 金井さん「写真を拝見したのですが、グレーのデスクなどのせいで、雰囲気が暗いという印象を受けました。そこで家具担当マーチャンダイザーとも相談し、白やカラフルな家具をセレクトして、明るい雰囲気を引き出すことにしました。また、プリンターやファックスが机の上を占領していたので、それらを収納する棚の設置を提案しました」

-最終的にはどのような家具を購入したんでしょうか?

田中さん「大きい家具だと、デスク、テーブル、書棚、プリンター用のラックですね。あとはゴミの分別をわかりやすくするため、ゴミ箱を3つ購入しました。その他にもいろいろ買ったんですが、予算内に収まりました」

-完成までにかかった時間はどれくらいですか?

田中さん「6月20日から大掃除を開始しました。それからアスクルさんに写真を持って行って、どの家具にするかを決めたのは伺った当日です。2日後の27日には部室に家具が運び込まれました。大きい家具が結構あったのですが、プロの人が組み立ててくださったのであっという間に終わっちゃいました。実際に動き出してから、トータル1週間で完成したという感じですね」

部室の模様替えは、動き始めてから1週間で終了。大掛かりな企画だが、とてもスムーズに進んだとのこと。最後に、新しい部室の使い心地を聞いてみた。

○模様替え後の使い心地は?

-模様替え後の部室はどうですか?

藤垣さん「以前は本当に汚かったのですが、今は見違えたと思います。整理整頓をしたことによって、大切な資料がなくなるということや、道具を探す時間も減りました。人の動きもスムーズになって、仕事の効率も上がったように感じます」

田中さん「出しっぱなしになっていたものをしまう家具を購入したことで、机を広く使えるようになりました。記事校正の効率も上がったように感じます。また、前は電源コードなどがグチャっとなっていたのですが、コンセント付き机を導入したことで、床もすっきりしました。掃除もしやすくなったんですよ」

藤垣さん「あとは、部室が広く明るくなった気がします。前は灰色でちょっとどんよりしていたので、色の効果って大きいんだなと思いました」

-模様替えは成功だったということですね。

田中さん「はい。予算や時間内に終わってホッとしています。ただ、こんなにきれいになったのに、もうすぐ引退かと思うともったいない気もしますね(笑)」

-後輩の皆さんの感想はいかがでしたか?

藤垣さん「好評です。『部室ってこんなに広かったんだ!』と驚いていた後輩もいます。前は探しものが見つからなくて、『●●ってどこですかー!?』という声がよく飛び交っていたんですが、すぐに見つかるとみんな喜んでいます」

ちなみに、部室のリフォームはこれで完了ではないそう。藤垣さんは「まだグレーの古いデスクが残っているんです。それも含めたのこり部分は後輩たちに託したいですね」と語っていた。

インタビュー中、汚かった頃の部室の写真を見ながら「今では作業効率が上がった」と口をそろえる田中さん、藤垣さん。2人か語るように、散らかっている環境では、仕事のやる気や集中力も大幅に下がってしまうものだ。「部屋が汚くて仕事がはかどらない!」という人は、悩まず上智新聞編集局のように思い切った模様替えに挑戦してみるのも良いかもしれない。

(関根千尋)