ショットは不調だが、得意のパッティングで上位進出を果たした竹谷佳孝(撮影:ALBA)

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<アールズエバーラスティングKBCオーガスタゴルフトーナメント 3日目◇30日◇芥屋ゴルフ倶楽部(7,150ヤード・パー72)>
 国内男子ツアー「アールズエバーラスティングKBCオーガスタゴルフトーナメント」の3日目。第2ラウンドを終えてトータル5アンダー9位タイにつけた竹谷佳孝が5バーディ・1ボギーの“68”をマーク。トータルスコアを9アンダーまで伸ばし、首位と2打差の3位タイに浮上した。
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 今季の国内メジャー「日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ Shishido Hills」でツアー初優勝を達成した竹谷。これまではプロの舞台で目立った成績を残せずに苦しい下積み時代を送ってきたが、「WGC-ブリヂストン招待」への出場を果たすなど、34歳にしてついに飛躍のきっかけをつかんだ。
 特に竹谷にとって大きな経験となったのは「WGC-ブリヂストン招待」への出場だ。72選手中69位タイという結果に「どんだけ頑張ってもむこうのタフな選手と戦っていくのは難しいと思いました」と厳しい現実を突きつけられることになったが、「1年は無理でもスポット的に行きたい」と新たなモチベーションを見つけることにつながった。
 そして、その経験は竹谷の崩れない精神的な強さにもつながっている。今大会の竹谷は3日間のパーオン率が59.26%で全体45位とショットが不調。竹谷自身も「まだ手探りでショットが全然ダメでした」と話しており、連日厳しいプレーを強いられているが、一方で、パーキープ率は94.44%で全体1位。それはすなわちアプローチ・パッティングでショットの不調をカバーできていることを示している。特に大きいのが初優勝の原動力となったパッティング。この日もショットで短いチャンスにつけることはできなかったが、入れごろのバーディパットや外しごろのパーパットを幾度となく沈めてスコアを伸ばした。
 悲願の初優勝からわずか2ヶ月で巡ってきた2勝目の好機に「チャンスはあると思っています」と話した竹谷。今大会では広島県で研修生生活を送った縁から竹谷は同県出身の谷原秀人、河井博大らと共に広島土砂災害を悼む意味で黒い喪章をつけてプレーしているが、優勝という結果になれば最高のエールとなるだろう。
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