ほげほげ?スパム?パンくず?

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「このキャラの名前どうする?」「とりあげずほげほげで!」普段何気なく使っているIT用語。なんとなく意味はわかっていても、その由来までは知らないことも多いのではないでしょうか?「そういえば、どうしてパンくずって言うんだろう?」「なんでスパム?」などなど、思い返してみればIT業界には首を傾げるような用語がたくさんあります。そこで今回は、よく使われるIT用語の面白い由来についてご紹介します!

■ 知らなかった…!おもしろIT用語の由来

◎ ほげほげ(hogehoge)

使用例1:「この間のお店なんて名前だっけ?」 「とりあえずほげほげって書いておけばいいよ」
使用例2:「ちょっとほげったら治ったよ」

・意味
なんという名前をつけたらいいか迷ったときに、仮で入れておく言葉のこと。「なんとか」と書く代わりに「hoge」や「hogehoge」と入れておきます。また「ほげる」と動詞で使う場合は、プログラムを開発するときや何かを試してみるといったニュアンスで使われます。
・由来
「ほげほげ」は「hogehoge」というメタ構文変数のこと。このメタ構文変数というのは、サンプル用のプログラムなどで仮の名前が必要な場合に利用される「意味のない名前」のこと。「hogehoge」でなく「yamada」でも「tanaka」でもよかったようですが、なぜか「hogehoge」になったようです。つまり「hogehoge」は本当に意味のない単語…!ちなみに海外では「hogehoge」の代わりに「bar」「foo」といった単語が使われているようです。

◎ パンくずリスト(breadcrumb)

使用例:生活・ライフスタイル>生活の雑学・トリビア>ネット用語

・意味
利用者がサイト内で現在いる場所を見失わないようにするためのナビゲーション的な役割。これを見ればサイト内のどのページにいるのか一目でわかります。
・由来
「パンくずリスト」なんていう可愛らしい名前の由来は、グリム童話「ヘンゼルとグレーテル」の話からきています。主人公たちが森のなかで迷子にならないように、歩きながらそっとパンくずを置いていった…というエピソード。道しるべとして置かれた「パンくず」になぞらえて、そのままネット用語として使われるようになったんですね。

◎ クッキー(cookie)

・意味
サイトを訪問したときにパソコンに一時的に保存される情報のことです。訪問した人がそのページを見た回数や、購入した履歴などを保存していて、パソコンにテキストデータとして保存されます。クッキーがあることによって、掲示板の投稿者名を自動で補完してくれたり、商品情報を引き継いでくれる役割があります。
・由来
正確な語源はわかっていません。一節によると、アメリカのテレビ番組「セサミストリート」に出てくるクッキーモンスターが、いつもクッキーを食べているのに倣って「サーバーに食べられる」という意味で名付けられたとも言われています。また、「マジッククッキー」を獲得しないとその先に進めないというテレビゲームがあり、そこに「クッキー」が由来しているのではないかという説もあります。

◎ スパム(SPAM)

使用例:「また変なメールが届いてる…」 「えー、それってスパム?」

・意味
受信者側の意思を無視して、許可なしに無差別に送られてくるメッセージのこと。一度に大量に送られてくるのが特徴で「迷惑メール」と呼ばれることが多いです。
・由来
「スパム」はアメリカのホーメル食品が販売している豚肉の缶詰の商標が由来。なんでもイギリスの番組のなかで、レストランに入った主婦が注文をしようとすると、店員側から「スパム!スパム!スパムを頼め!」と何度も言われることから、仕方なくスパムを注文するというコントからきているそう。スパム料理しか出してくれないレストランにイラッとするお客さん。この構図から「イライラするもの」「いらないのに届くもの」という意味で迷惑メールを「スパム」と呼ぶようになったそうです。

◎ ミーム(meme)

使用例:今大流行中のミーム「◯◯」とは!?

・意味
ネットで流行している面白い言葉や画像のネタのこと。インターネットという場所から拡散され、爆発的に広がっていくのが特徴です。一方で、広がっていく過程のなかで新たな意味が加わったり内容が変わっていったりすることも。一時的な流行のため、消費されてすぐに忘れ去られていくこともあります。
・由来
動物行動学者であるリチャード・ドーキンスの著作「利己的な遺伝子」から由来しています。そこには「情報や文化がコピー(模倣)されることによって伝わり、淘汰されていく」という現象のことを「ミーム(真似る)」として表していました。そこでは、メロディやキャッチコピーやキャッチフレーズ、流行などを例に挙げてミームについて書かれています。

◎ ブルートゥース(Bluetooth)

・意味
近距離無線機器のひとつ。スマートフォンやパソコンなど、ケーブルを使わずに接続してデータのやりとりをすることができます。マウスやキーボードなどもワイヤレスで使うことが可能。
・由来
ブルートゥース(Bluetooth)を直訳すると「青い歯」。これは10世紀にデンマークの国王だったハーラル・ブロタン(Harald Blåtand)の名前に由来しています。この王はノルウェーとデンマークの異なる種族を血を流さずに統合させた人物で、人々から「ブルートゥース(青歯王)」と呼ばれるようになったそうです。この王様のように、「たくさんある無線通信を統合させたい」という願いを込めて、彼の名にちなんでつけられたそう。

◎ パンダアップデート・ペンギンアップデート

使用例:「パンダアップデートの影響で検索順位が変動しているみたい」

・意味
クオリティの高い良サイトを上位に表示して、検索結果をより良いものへと向上させていくGoogleの検索の仕組みのこと。ユーザーの望む情報を手に入りやすくするための大事なアルゴリズムです。アップデートの度に内容が取沙汰されますが、基本的にはサイト内コンテンツのクオリティを評価していると言われています。一方「ペンギンアップデート」は、外部要因からスパム行為やガイドラインに違反しているサイトの検索順位を決めるアルゴリズムのこと。Googleの判定基準は厳しく、ある日急にサイトへの流入がストップした!なんてこともよくある話だそう。
・由来
エンジニアであるビスワナス・パンダが中心となってアップデートを行っていたことから「パンダアップデート」と呼ばれるようになったそうです。また、「ペンギンアップデート」は、パンダアップデートと同じように白黒はっきりさせるためのものであるため、パンダと同じく白黒はっきりしているペンギンを選んだと言われています。

■ IT用語の由来を披露してデキ男・デキ女を気取ろう!

なんとなく使っている言葉でも、きちんと理解して話していれば奥深さが増すというもの。「これってどうしてパンくずって言うのかな?」なんて聞かれたときにさらりと答えられるとカッコイイですよね!ネットにあふれるたくさんのIT用語の由来を覚えて博識な人を気取りましょう!

(著&編集:nanapi編集部)