8月31日は全国青果物商業協同組合など9団体が定めた"野菜の日"。アムウェイのニュートリライト ヘルス インスティテュートは、このほど世界を13エリアに区分して、各エリアの果物・野菜の摂取量に関する研究をまとめた「グローバル・ファイトニュートリエント・レポート」を発表した。

報告書によると、世界の大半の成人の果物・野菜の摂取量が世界保健機関(WHO)の推奨する1日400グラムに対し、約半分程度しか摂取できていない現状が明らかになった。

また、13の対象地域について、健康上の様々な利益を得られると言われているファイトケミカルス(植物栄養素、果物・野菜に含まれる各種有機化合物)摂取量に果物・野菜の摂取量が与える影響を調査。その結果、WHOの推奨する1日5サービング以上の果物・野菜を摂取している成人は、そうでない成人に比べてファイトケミカルスの平均摂取量が2倍〜6倍に達していた。

さらに、各地域における摂取できる果物・野菜の種類と、その入手のしやすさにも注目。その結果、推定されるファイトケミカルス摂取量は地域によって大きな差があることが判明し、その原因は一部の果物・野菜の入手しにくさにあることがわかった。中でもアジア地域の成人は、細胞の健康に重要だとされるエラグ酸の摂取量が少ない傾向にあり、この地域にはベリー類が少ないと報告書では分析している。

今回の研究論文の共著者で、ニュートリライト ヘルス インスティテュートで栄養技術ストラテジストを務めるキース・ランドルフ博士は「忙しい生活、コスト、季節や地域による入手の難しさ、さらには果物・野菜の栄養源としてのイメージなどが、果物・野菜の摂取量、ひいてはファイトケミカルスの摂取量に影響を与えている可能性がある。成人はできる限り果物・野菜などのホールフード(まるごと食材)を食べることが大切だが、食物が入手しにくい場合や食事が十分でない時には、ファイトケミカルス摂取を増やすために栄養サプリメントなどで補助することも効果的」と語っている。

なお、今回のレポートはイギリスの国際的な栄養学術誌「British Journal Of Nutrition」の9月号で発表されている。

(神野恵美)