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アジレント・テクノロジーは8月28日、新設計のイオン源を採用したトリプル四重極ガスクロマトグラフ質量分析(GC/MS)システム「Agilent 7010 トリプル四重極GC/MSシステム」を発表した。

今回新たに搭載された「電子イオン化(EI)イオン源」は、従来のEIイオン源比でイオン化効率を20倍以上改善しており、これによりサンプル量を少なくできるほか、注入口ライナーやカラムの汚染抑制とそれに伴うメンテナンス頻度の軽減が可能となるほか、前処理のサンプルサイズの小型化が可能となるため、簡素化や時間短縮できたり、ミスが起こりやすいサンプルの濃縮工程を削減することも可能となる。

また、検出下限は10-18g(アトグラム)レベルを実現しているため、使用中のメソッドに変更を加えることなく、ほとんどの化合物について、定量検出下限(LLOQ)を最大1桁改善することが可能だという。実際の据え付け時の定量検出下限(IDL)は0.5fg OFN(暫定)とのことで、従来モデル「7000Cシリーズ(IDLは4fg)」の8倍の性能を達成しているとする。

さらに、従来モデル「7000Cシリーズ」を利用しているユーザーも、新設計のEIイオン源へアップグレードを図ることも可能だという。

なお受注開始日は8月28日で、2014年末ころからの出荷開始を予定。価格は2900万円程度となる見込みで(7000Cシリーズからのアップグレード費用は400〜500万円を予定しているとのこと)、年間20システムの販売を目指すとしている。