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○カフェタイムから、シームレスにバータイムへ

あ…ありのまま…今、起こった事を話すぜ!「俺はメイド喫茶でお茶をしていたと思ったら、いつのまにか男装バーで飲んでいた」な…何を言っているのかわからねーと思うが、俺も何をされたのか、わからなかった…。

東京・秋葉原の昭和通り側へ出て、企業ビルが立ち並ぶ方向へ歩くこと数分。とある雑居ビルの2階にある「melan blanc(メランブラン)」(東京都千代田区岩本町3-7-11 KSビル2F)は、朝11時のオープン時はメイド喫茶として営業するが、18時(金・土・休前日は19時)になると、店内の照明がトーンダウン。

つい先ほどまで、カウンターの向こうで給仕していたメイドさんたちはどこへやら。目の前には凜とした男装の麗人たちが並び、慣れた手つきでシェーカーを振っている。

この店では、バータイムになるとシームレスに店の業態が変わり、主に注文できるドリンクメニューが変化する。コーヒーやココア、紅茶などはカフェタイムにしか注文できず、バータイムでは代わりに豊富なオリジナルカクテルのメニューが登場するといった具合だ。

○夜は大人のオンナに憧れる女性たちの社交場に

バータイムの特徴は、男装の麗人が給仕してくれるというだけではない。なんと、男子禁制の店舗となるのだ(女性同伴での入店は可、毎週の男性解禁日など、例外あり)。女性客ばかりの店舗に、男装した女性が給仕してくれるという、オンナの園。男性の目を気にすることなく、赤裸々なトークもできるに違いない。

なお、ここで言う「赤裸々」とは、何も女子会のような色恋話のことを言っているのではない。

この店で働く女の子たちは、全員が例外なくオタクである。お店のWebサイトにはスタッフの紹介ページが用意されているのだが、たとえばバータイムの店長・直春さんは『ちはやふる』『聖闘士星矢』『銀魂』などのアニメ作品のほか、『FFT』『クロノトリガー』『ポケモン』など、ゲーム好きであることも公開している。

このページを見て、あらかじめ自分と話の合いそうな店員さんを見つけておき、お店で話しかければ、一気に二人の距離は縮まるはずだ。

○男装バーでも、本格派のカクテルを

メイド喫茶や男装バーなど、店員さんの衣装や店のコンセプトを重視したお店では、メニューがおざなりになっている店も少なくないように感じる。筆者も、あるお店に入った時、キッチンの奥から電子レンジの調理完了音「チーン!」が頻繁に聞こえてきてしまった時には「レトルト料理に、こんな金額を支払っているのか…」と、げんなりしたこともある。

しかし、この店は違う。

たとえば、オリジナルカクテルの「melan blanc」。店員たちが共にアイデアを出し合い、開発したという2種のカクテルだ(各900円)。

このほか、フードでも手作りメニューを多くラインナップしている。お勧めは、店の名前にちなんだ、白と黒2種類のアヒージョ(各1,500円)と、シロップから手作りしたというキャラメルポップコーン(600円)。

○初心者でも入りやすい雰囲気を

メイド喫茶にしても、男装バーにしても、未経験で初めてお店に入る人は、抵抗を感じる人が多いに違いない。特に男装バーに関しては、「一見さんに厳しそう」とか「バーの仕来りを知らないと軽蔑されるかも?」とか、「高額な料金を請求されそう」などなど、不安要素は少なくないはず。

でも、このお店ではそんなバー初心者こそ入りやすいお店を目指して接客しているし、料金に関しても明朗会計(Webサイトに掲載済)。

マンガやドラマで見たことがあるような、女性が一人でカウンターバーに座ってカクテルを傾ける…そんな体験が簡単にできてしまうこのお店。秋葉原に立ち寄られた際には、ぜひ。

(ばんちょ)