『おかんメール』扶桑社

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 母親の天然ボケほど、この世で愛すべきものはない......なんて言うと大げさですが、母親が時折、無意識的に投下する面白ネタは家族を和ませてくれるものです。

 たとえばメール。

 たまに送られてくる母親からのメールを見て、思わず吹き出した経験はありませんか? あまりに秀逸なおもしろメールは、最近ではSNSなどでまたたくまに拡散され、多くのネット民を笑わせたり、和ませています。Twitter上で母親からのメールの内容をツイートしてあるユーザーが評判になり、そのメールのやりとりが先日、書籍化されるなんてことも。今回、紹介する『おかんメール』も、ネット上に転がる"母親からのメール"を寄せ集めた話題の一冊です。

 この本を、公共の場で読むのは少々注意が必要です。それほど破壊力抜群なのです。

 何点か紹介しましょう。

"いま学校、占拠してるからあんたも来なさい!"

"買い物行くならついでにソースカッテキテネ。カタカナシカデナクナッチャッタヨ。カエッテキタラナオシテネ"

"今から出ます。13時過ぎくらいに神戸につきます。かかかかか改札前でまままま待ち合わせましょううう"

"遅くなるので先にご飯食べててください。冷蔵庫に○○さんから頂いたイルカが入っています"

"バッグ肩にヒットして良かったよ"

 ,論蟲鬆選挙、い魯ぅ襯→イクラ、イ魯劵奪箱フィットと、単純な変換ミス、タイプミスですね。おそらく自分が打ったメールを見直さずに送っているのでしょう。ただ、などはどうしてこの状態で送信ボタンを押したのかナゾが残ります。確実に笑わせに来ているとしか考えられません。

 またこんな誤爆例も。

From:母
本文:今日ご飯は?

From:息子
本文:今日泊まって来るからいらない

From:母
本文:分かったわ、気をつけてね

From:母
本文:あなた、あの子今日帰らないから沢山サービスするわよ

From:母
本文:間違えたわ

 本書では、こうした強烈なメール以外にも、母からのメモや置き手紙も取り上げておりますが、どれもかなりの破壊力です。

 また本書には、「おかあさん、ありがとう」との見出しでこうしたメッセージが記されてあります。

「お読みいただいた方々が、『お母さんにたまにはメールしよう』、また、メール未経験のお母さんが、『メールを覚えて、子どもたちにメールしてみよう』と思っていただければこれにまさる喜びはありません。全国のお母さんと子どもたちに愛と笑いあれ」(一部、引用)

 とりあえず母親にメールしたくなった人は、なんでもいいから送ってみてください。思いもよらぬ角度からキレッキレの爆笑メールが返ってくるかもしれませんよ。