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禁煙ブームが広がる昨今、「卒煙」を一度は考えたことがある愛煙家は多いはず。パッケージにも健康に関する警告が大きく表示され、身体面での不安を覚えることもしばしば。禁煙したほうがいいとはわかっているけれど、それでできるならもう実践しているわけで……。

健康面以外にもメリットがあれば、禁煙への一歩を踏み出せるのではないだろうか。そこで今回、マイナビニュースでは、禁煙に成功した男女178名に対して具体的なメリットや、禁煙後の意識調査を実施した。

○禁煙すると周りの人にも喜ばれる!

かつての愛煙家のうち、「禁煙してよかった」と思っている人は82.0%にものぼる。どのようなところがよかったと思うのか尋ねたところ、「健康になった気がする(34.9%)」と回答した人が最も多かった。

●健康面で禁煙後に実感したこと・「健康診断の結果が良くなった」(50歳以上男性/その他)・「走ったときに違いが実感できた」(50歳以上男性/その他)・「体がだるくない」(29歳女性/電機/事務系専門職)・「喘息持ちでひどくなったから禁煙したら発作があまり出なくなった」(32歳女性/食品・飲料/販売職・サービス系)

タバコを吸っていると、少し走っただけでゼーゼーしてしまいがちだが、禁煙することによって「呼吸が楽になった」と実感する声が多数。咳が出にくくなったという意見も見られ、禁煙することによって「健康になった」と実感している人は多いようだ。

ほかにも、「禁煙してよかった!」と思うことは多数。禁煙成功者たちが実感したさまざまなメリットを紹介しよう。

●「禁煙してよかった!」と思うこと・「洋服や髪の毛につくタバコの臭いを気にしなくてよくなったこと」(32歳女性/金属・鉄鋼・化学/事務系専門職)・「煙草を吸う時間や買いに行く時間がなくなって、時間が有効活用できた」(28歳女性/学校・教育関連/クリエイティブ職)・「肌荒れや歯茎の血色がよくなった気がするから」(27歳女性/金融・証券/営業職)

タバコをやめることによって健康になるだけではなく、ニオイや肌荒れが気にならなくなり、さらには周囲からのイメージもアップする様子。まさにいいことづくしである。

○禁煙することで年間10万円以上の貯蓄が可能に!

「禁煙してよかった」と思うことについて、2番目に多く挙げられた「お小遣いが増えた気がする(28.1%)」ということにも注目したい。タバコの平均価格を1箱440円で換算すると、1日1箱吸っている人なら、禁煙することによって1カ月(30日)当たり13,200円も節約できることになる。

実際に愛煙家時代には、1日当たり200円〜430円のタバコ代を支払っていた人が24.7%と最多で、中には3箱以上、つまり約1,300円以上もタバコ代を消費していた人(1.1%)も見受けられた。

今まで禁煙成功者たちがタバコに費やしていたお金は、「食事代(29.2%)」に変わったと回答した人が最多。「白いご飯がおいしく感じたときは感動した」(24歳男性/マスコミ・広告/クリエイティブ職)という意見に代表されるように、喫煙時よりも「食事がおいしく感じるようになった」という意見が散見された。

次いで「貯金(27.0%)」、「趣味への投資(16.3%)」と続く。1カ月に1万円でも浮かせることができれば、年間12万円を貯金することができる。禁煙を10年続ければ、120万円も貯めることが可能に。この数字を見るだけでも、禁煙に対するモチベーションが上がるのではないだろうか。

○禁煙後の悩みは「喫煙の誘惑」と「副流煙」

ここまでは、禁煙することのメリットを紹介してきたが、これから禁煙しようと考えている人にとっては、「タバコを完全に断ち切ることができるのか?」という不安もあるのではないだろうか。

そこで禁煙成功者に「また喫煙したいと思う瞬間はありますか?」と尋ねたところ、「まったくない」と回答した人は66.3%にものぼった。禁煙によるさまざまなメリットを実感し、タバコとは完全に決別した人が多いことがうかがえる。

しかしながら、「まれにある(27.0%)」「よくある(6.7%)」と回答した人を合わせれば、禁煙成功者の約3割がまだタバコの誘惑に悩まされていることが明らかになった。

とくに「飲酒したとき(35.0%)」「隣で人が喫煙しているとき(33.3%)」「仕事や人間関係でストレスを感じたとき(25.0%)」にタバコを吸いたくなるようだ。禁煙初期は飲み会の参加や、喫煙者と同席することを控えたほうがいいのかもしれない。

アンケートでは、禁煙後に「副流煙」が気になるかどうかも尋ねてみた。その結果、「すごく気になる(36.5%)」「少し気になる(29.8%)」を合わせると65%をこえ、他人の喫煙にも敏感になる人が多いことがわかった。

●禁煙後の副流煙にまつわるエピソード・「喫煙していた頃は他人の副流煙は気にならなかったが、禁煙してからはちょっと吸い込んだだけでも気分が悪くなるようになり、家族がタバコを嫌がる気持ちがわかった」(39歳男性/その他/技術職)・「喫煙していた頃は気にならなったが、喫煙する友人との食事が臭くて辛い」(27歳女性/金融・証券/営業職)・「お酒の席でも煙がいやになって、初めて禁煙に成功したんだと思った。それ以来、他人の煙草の臭いや煙が、ものすごく嫌になり、出来る限り近づかないようにしている」(47歳男性/ソフトウェア/経営・コンサルタント系)

このように、禁煙後も副流煙や再喫煙の誘惑に悩む場合があるようだ。これから禁煙を試みる人は、自分なりの方法でタバコとの付き合いを見直してほしい。

(OFFICE-SANGA)