各チーム1人の制限の中、指揮官も期待寄せるU-21代表DF室屋

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 U-21日本代表が挑むアジア大会は来月開幕する。しかし、その間もJリーグは開催されることもあり、今回のメンバー選出はJリーグ各チームから1人ずつと制限され、手倉森誠監督もメンバー選考には頭を悩ませたようだ。

 各チームから1人という制限の中で、人数を削らざるを得なくなったポジションがある。それがSBだ。8月11日から13日まで福岡で行われたトレーニングキャンプではDF伊東幸敏(鹿島)やDF松原健(新潟)、DF亀川諒史(湘南)らサイドプレーヤーが選出されていた。

 しかし、アジア大会のメンバーリストにはDF植田直通(鹿島)、FW鈴木武蔵(新潟)、DF遠藤航(湘南)とクラブのチームメイトが名を連ねたため、彼らサイドプレーヤーは選外となってしまった。「各チーム1人という制限になったとき、SBの選手が2人目で被ってしまった」と手倉森監督も苦渋の決断だったと話した。

 だが、そんな中で重宝されそうなのが唯一大学生として選出されたDF室屋成(明治大)だ。「彼はSBとして両サイドでプレーできるので使い勝手が良いし、サイドプレーヤーとしての能力が高いと評価しています。彼にとってはチャンスなので、『このチャンスを生かせ』と話しています」と指揮官も期待を寄せる。

 唯一の例外として、広島からはMF吉野恭平とFW野津田岳人が選出されている。これは吉野が、8月にレンタル先の東京Vから広島に復帰したためであり、手倉森監督も「各チーム1人というルールがある中で、吉野がその交渉中に広島に戻ったため、広島からは2人選出になりました。森保(一)監督や織田(秀和)強化部長と話をする中で、OKを出してもらいました」と説明している。

(取材・文 折戸岳彦)