嬬恋高原キャベツ

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 群馬県では、8月〜9月にかけて「夏秋キャベツ」の出荷が最盛期を迎える。消化器官に有効なビタミンを豊富にもつキャベツは、夏バテ防止になり、胃を癒すにはうってつけの食材だという。

 夏場のキャベツには、特有のビタミン「ビタミンU」(別名:キャベジン)が豊富に含まれている。この「ビタミンU」は、胃や十二指腸のただれた粘膜を修復して消化器官を健康な状態にしてくれる効果があるといわれている。また、キャベツにはジアスターゼが多く含まれており、消化を助け、胃酸過多、胃もたれ、胸やけなどに効果を発揮すると考えられている。

 群馬県は、夏秋キャベツの全国収穫量の53%のシェアを誇る、日本一のキャベツ生産地である。中でも、嬬恋村はキャベツの生産が盛んで、県内の生産の約9割を占めている。嬬恋高原キャベツは、関東はもとより、中部中京、京阪神、中四国、九州、東北と広範囲に出荷されている。

 嬬恋高原キャベツは、標高700〜1,400mの冷涼な気候、昼夜の温度差、降り注ぐ陽の光、この恵まれた栽培条件のもと、約3,050haの畑で栽培されている。今年は天候不順などで生育が遅れており、一部降雹による被害があったが、その後は順調に育ち、6月11日から例年どおり品質の高い高原キャベツの出荷が始まり、8月〜9月にかけて最盛期を迎える。今年予定されている出荷量は、キャベツ1玉を1.5kgと換算すると、約1億2千900万個(約193,500t)で、日本の人口以上の数のキャベツが嬬恋から全国に届けられれるという。