2880年、地球に巨大隕石!? (画像はindependent.co.ukのスクリーンショット)

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近年やけに多くの隕石がロシアに落下している印象がある。衝突した場合の被害や生命体に及ぼす影響は甚大なものがあり、大きさを問わずやはり緊張せざるを得ない。そのような中で、少し前から「2880年、巨大隕石により地球は絶滅のおそれ」という説が波紋を広げていたが…。

2013年2月、ロシア・チェリャビンスクに隕石が落下し、およそ1500人の負傷者を出したことは記憶に新しい。集合住宅、教育施設など被害を受けた建物は4000を超えたと伝えられ、この隕石の破壊力は、広島に投下された原爆の30倍ものエネルギーであったという計算に驚愕したものである。こうした予期せぬ隕石落下の被害を覚悟しなければならない運命にある地球。地球絶滅につながる巨大隕石が2880年に落下する可能性があるという見解について、英紙『インディペンデント』電子版が興味深い最新情報を伝えている。

今から10年以上前に、「2880年に地球に最接近し、最悪の場合は隕石として落下する可能性が0.3%ある」と指摘されていた、直径約1kmの小惑星“1950DA”。1950年に存在が確認され、2000年に米・アリゾナ州のローウェル天文台がその軌道を突き止めていた。そのすぐ後に、大変な速さで自転しながら地球に近づき、一度は779万km離れたところを通過していったこの小惑星について、2880年3月16日という恐怖の“Xデー”が発表されたのであった。

確率0.3%とは極めてわずかといった印象があるが、天文学上の計算における0.3%は決して侮れない。願わくばこの小惑星には軌道を変えて欲しいもの。科学者らは、この星の表面が太陽熱で暖められて熱放射を起こし、冷えていく間に軌道に微々たる変化が現れてくる、“ヤルコフスキー効果”に期待したいとしていた。

そしてこのほど米・テネシー大学の博士研究員であるベン・ロジティス氏は、同紙に「現在の衝突確率は0.025%にまで下がったが、もしも衝突した場合、TNT換算で破壊力は44,800メガトン級と推定される。チェリャビンスクの被害が物語るように予測されない隕石の落下は地球の大きな脅威。侮れない課題だ」と語った。ただしこの小惑星は2032年に再び地球に接近する。その際にはもっと確かなデータを得られるとして、「様々な予測と戦略が立てられる。最新技術をもってすれば地球衝突の危険は必ず回避できる」と主張している。

※ 画像はindependent.co.ukのスクリーンショット。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)