写真はYoutube「College Football Player Throws Sucker Punch, Runs Like Coward」のキャプチャ

写真拡大

日本でも度々発覚する、暴力事件や喫煙など“学生アスリート”たちの不祥事。当然、スポーツ大国アメリカでも、花形と言われるアメリカン・フットボール界を中心に様々な事件が物議を呼んでいる。

オハイオ州で問題となっているのは、あるレイプ事件を引き起こしたアメフトの学生選手に対する処遇。2012年に16歳の少女を強姦した罪で有罪判決を受けたMa'lik Richmond選手が、高校のアメフト部に復帰したことが大論争となっている。



意見は大きく2つ、「犯罪者が再びフィールドに戻ることへの不安を主張」する人々と、「罪を償った少年の社会復帰を後押し」する人々に分かれている。許されざる罪を犯したRichmond選手の復帰は全米中から大きな関心が寄せられているが、高校〜大学スポーツの現場における風紀の乱れは日常茶飯事となっており、メディアで大きく語られることは少ない。

いっぽう、バイラル系メディアなどを中心に映像が拡散され話題となっているのは、ミシガン大学で有力選手として知られるCsont'e York選手の暴力事件。映像には同選手がチームメイトと思しき人物を殴っている様子が収められており、被害者は顎を骨折し歯が数本折れる重傷を負った。当然ながら彼は逮捕され、フットボール選手としての活動も停止となっている。


※閲覧注意。

このような事件が頻発していることから、学校側のガバナンス能力も問題に。実績があり将来を嘱望されている有力選手に対し、学校側が事件を起こした選手でも簡単に復帰させてしまう対応の甘さが指摘されるなど、アメリカの学生スポーツ全般のあり方が問われている。

【参照記事】
After Steubenville, Ohio's High School Athletic Association should stop calling sports participation a privilege: Phillip Morris

【関連記事】
自分で自分にタッチダウンパス!? 超人的な高校生アメフト選手の映像が話題