キャンプ最終日のU-21代表、大島&岩波ゴールで福岡から完封勝利

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[8.13 トレーニングマッチ U-21日本代表2-0福岡]

 福岡でトレーニングキャンプを行っているU-21代表がキャンプ最終日となる13日、アビスパ福岡とトレーニングマッチを行った。前半に2点を先行したU-21代表は福岡に得点を許さず、そのまま逃げ切って2-0の完封勝利を収めた。

 U-21代表のシステムは4-3-3でGKは杉本大地(京都)、最終ラインは右から室屋成(明治大)、岩波拓也(神戸)、植田直通(鹿島)、山中亮輔(千葉)。中盤はアンカーに秋野央樹(柏)、インサイドハーフは右に大島僚太(川崎F)、左に矢島慎也(浦和)を配置。3トップには右から野津田岳人(広島)、鈴木武蔵(新潟)、中島翔哉(富山)を並べた。

 試合をいきなり動かしたのはU-21代表だった。前半3分、左サイドの大島からボールを受けた中島が、右サイドの野津田へ鋭いスルーパスを送る。野津田が中央に切り込んで放った左足のシュートはDFに当たったが、そのこぼれ球を大島が蹴り込んで先制に成功した。

 幸先の良いスタートを切ったU-21代表だったが、前半4分にFW平井将生にミドルシュートを放たれると、同7分には右サイドから左サイドへとパスをつながれてMF酒井宣福にポスト直撃のシュートを放たれるなど、福岡にゴールを脅かされる。特に両アウトサイドのDF阿部巧とDFオ・チャンヒョンへのマークが曖昧になり、サイドから幾度となくピンチを招いた。

 先制後は攻撃陣もリズムを作れない。敵陣でボールを受けた選手が前を向くと、前線の鈴木、中島、矢島らが裏に抜けようとするが、ボールの出し手と受け手の呼吸が合わずにオフサイドの網に何度もかかってしまい、敵陣深くまでボールを運べない。前半22分には左サイドを駆け上がった山中のスルーパスから抜け出した鈴木がシュートを狙ったが、カバーに入ったMF金城クリストファーのクリアに遭い、追加点を奪うには至らなかった。

 前半途中に4-2-3-1に変更して迎えた同30分には山中と中島に代えて、DF伊東幸敏(鹿島)とMF金森健志(福岡)を投入。伊東が右SBに入ると、右SBだった室屋が左SBに移動し、金森は左ウイングに入った。すると同36分に相手のパスをカットした植田がその勢いのまま前線の鈴木へ鋭い縦パスを送り、鈴木のパスから抜け出した矢島が決定機を迎えるも、GK笠川永太のセーブに遭った。しかし、直後に得たCKから岩波がヘッドで決めて、前半を2-0とリードして折り返した。

 後半に入ると、U-21代表は前半30分から途中出場していた伊東と金森を除く9人を入れ替える。システムを4-3-3に戻し、GKは牲川歩見(磐田)、最終ラインは右から伊東、西野貴治(G大阪)、奈良竜樹(札幌)、亀川諒史(湘南)。中盤はアンカーに吉野恭平(広島)、インサイドハーフは右に原川力(愛媛)、左に喜田拓也(横浜FM)を配置。3トップには右から金森、荒野拓馬(札幌)、豊川雄太(鹿島)を並べた。

 序盤こそ福岡にリズムを作られたものの、U-21代表が徐々にシュートチャンスを増やしていく。後半10分に金森のスルーパスから右サイドに抜けた荒野のクロスから豊川がボレーで狙うもネットを揺らせず、同13分には中盤でボールカットした吉野のパスを受けた荒野がシュートまで持ち込むがシュートは枠を捉えなかった。

 後半途中に3-4-3に変更して迎えた同16分には金森と伊東に代えて、DF松原健(新潟)とDF三島勇太(福岡)を投入。しかし、なかなか攻撃の形を作れずにチャンスらしいチャンスを創出できず。後半21分の原川の直接FKは枠外に飛び、同37分の亀川のミドルシュートはGK神山竜一の正面を突くなど追加点は生まれなかった。

 しかし、守備陣が粘り強い対応で福岡に得点を許さず。そのまま逃げ切ったU-21代表が2-0の完封勝利を収めた。

(取材・文 折戸岳彦)