「決定力が持ち味」と語る野津田は、いわば勝負を決められる男。飛躍が期待される有望株だ。 (C) SOCCER DIGEST

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 リオデジャネイロ五輪の出場を目指すU-21日本代表が、8月11日に福岡キャンプをスタートさせた。3日間の日程で、最終日の13日にはJ2のアビスパ福岡と練習試合を戦う。
 
 奇しくもキャンプ初日に就任会見を開いた日本代表のハビエル・アギーレ新監督は、ユース年代の育成に関心を示し、五輪代表(U-21代表)にも目を配っていくと明言した。
 
 リオ経由でロシア行きを目指す俊英たちのなかから、アギーレ監督に推奨したいヤングタレントをとくに選りすぐった。

【写真】アギーレ監督に推奨! U-21代表の5人の俊英
 
FW
野津田岳人(広島/94年6月6日生まれ)
 
トップでも2列目でも計算できるレフティーは、「決定力は自分の持ち味でもあるし、勝敗を左右するので、意識しています」と、勝負を決められる男だ。9月に控えるアジア競技大会に向けては「優勝を目標に見据えて、そのなかで自分が活躍することで、チームを引っ張っていけるような存在になりたいです」と向上心も強い。
 
MF
大島僚太(川崎/93年1月23日生まれ)
 
リオ五輪を目指す手倉森ジャパンのキーマンとなりそうな中盤のクリエーター。所属する川崎ではレギュラーとして着実に力をつけており、風間監督の下で戦術理解度を深め、静岡出身者らしい確かなテクニックと非凡な攻撃センスで攻撃をオーガナイズする。守備力が身に付けば、すぐにでもA代表で通用するだろう。
 
MF
豊川雄太(鹿島/94年9月9日生まれ)
 
主に両サイドを主戦場に、豊富なスタミナを活かして、精力的な上下動を見せる。常にアグレッシブな姿勢を忘れずに、攻守両面でハードワークできるのは、アギーレ好みと言えるはず。まだ粗削りな部分が目につくものの、思い切りの良さは高く評価できる。伸びしろの大きさを感じさせる有望なアタッカーのひとりだ。
 
CB
奈良竜樹(札幌/93年9月19日生まれ)
 
1対1の強さなど、タイトなディフェンスが特長のひとつだが、それだけにとどまらず、むしろ「周りを動かす声やカバーリングの部分」に重点を置いているという。コンビを組む相手の良さを引き出すよう努め、プレーの幅を広げながら、CBとしてのグレードアップを目指している最中で、今後の成長が楽しみな有望株だ。
 
CB
岩波拓也(神戸/94年6月18日生まれ)
 
一時は前体制のザックジャパン入りも噂されたほどの逸材で、空中戦の強さはもちろん、足下の技術にも優れ、ビルドアップでも持ち味を発揮するCBだ。2011年のU-17ワールドカップを経験し、翌年のアジアユースにも出場するなど、10代の頃から日の丸を背負ってきただけに、国際舞台での戦い方を心得ているのも強み。
 
取材・文:広島由寛(週刊サッカーダイジェスト)