異様な建物:断崖に立つ「巨大な額縁」ホテル

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ペルーの断崖の上に、奇妙な形をしたホテルの建設が計画されている。ホテルの建物がほかの観光客にとって景色の邪魔にならないようにするためのデザインだという。

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現実とは思えない形をしたこの建物は、「Unbalance Hotel」(不安定なホテル)と言う。斜めになった額縁のような形をしたこのホテルは、ペルーの首都リマに近い断崖の上に建設される予定だ。

設計を手がけたのは、マドリードに本拠を置く建築事務所OOIIO Architecture社で、リマの個人顧客のために建設されるという。

リマの太平洋に面した断崖は、観光客に人気の有名なスポットだ。OOIIOOは、大型ホテルが建てられることによって、ほかの観光客が絶景を遮られるようなことがないようにする方法を検討した。

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ペルーでは、2001年と2007年にマグニチュード8など、地震が多発しているのだが…

「(建設する上での)大きな課題は、その構造だ。建物の安定性は問題ないのだが、問題は地質にある」とOOIIOOのホアキン・ミランCEO(最高経営責任者)は語る。この断崖にホテルを建設できるようにするには、多くの作業が必要になるという。

不安定そうに見えるが、実は建物の構造自体は不安定なものではなく、そう見えるのは視覚効果による幻想なのだという。

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今のプロジェクトは、中国の公共放送CCTCの本社ビル(中国中央電視台本部ビル)からある程度の影響を受けている。建物の真ん中に開口部が設けられているこのビルは、オランダ人建築家レム・コールハースと、同氏が率いる設計事務所Office for Metropolitan Architecture(OMA)が設計したものだ。

ただし、ミランCEOは「コールハース氏については尊敬しており、われわれのプロジェクトは同氏の作品とはとても比べられない」と謙遜した。

「われわれは建築について毎日学び続けている。同氏は名声が確立した建築家だが、われわれはまだまだだ」

中国中央電視台本部ビル。画像はWIkipedia

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