ずっと渋谷の象徴です。

写真拡大

雑誌「egg」休刊、人気ブランド「LOVEBOAT」の終了など、ギャル文化の衰退を告げるニュースを、このところよく見る。

90年代のコギャル/アムラーの登場によって、爆発的に流行したギャル文化。90年代末期にはヤマンバ/マンバが、さらに男版のギャル男やセンターGUYまで登場、恐竜的進化をとげた。2000年代に入ると、その反動か、美白ギャルや清楚系ギャルが登場してきた。

時代に合わせて変化を繰り返しながら進化したギャル文化。渋谷の街の象徴でもあるが、本当に終わってしまうのだろうか。
16〜18歳のギャルと男子のイベント「ラブサンシャイン」などの幹部スタッフ、神田優貴さんに渋谷のギャルの現在を聞いた。
「ガングロに茶髪、金髪みたいなイメージとしてのギャルは、確かに相当減ってます。雑誌なんかを見てもらっても分かりますが、今はギャル系のコでも、圧倒的に黒髪が多いですね」

分かりやすいイメージのギャルは減っているかもしれないが、同世代の女子よりちょっと派手目でイケてるような感じの広い意味でのギャルは、それほど減ってはいないのではとのこと。神田さんは言う。
「ギャルが低迷したから雑誌やブランドがなくなるんじゃなくて、まずお金を使わなくなりました。ファッションは、ファストファッションの影響も大きいんじゃないでしょうか。あえて109のギャルブランドじゃなくても、ファストファッションに行けば安くてカワイイ服がいくらでもありますから」

また、ギャル雑誌が苦戦を強いられたのは、流れとして仕方ないことではないかと神田さんは言う。
「SNSが発達したことで、街に出なくてもいろいろな人とつながれるようになりましたよね。イケてるコ、目標にしたいコが今どんな服着てて、どんな食べ物にハマッててとか、極端にいえば、スマホだけあればその場ですぐに情報が得られるようになってしまいました。さっきも言いましたが、雑誌を買ったりといったお金も使わなくてすむ。さらに雑誌だと、編集して印刷して、どうしても今のスピードとは合わないんです」

さらに、こんな理由も指摘する。
「記事の内容よりもモデル自身が注目されるようになった。だから、モデル本人が広告媒体になるんです。モデルのブログやツイッターで触れてもらったりするほうが効果が高いんです」

冒頭で記したような、いわゆる「ギャル」イメージが悪い方向に浸透してしまったこともあるという。
「AVや風俗なんかにそういうイメージのものが出て来たり。黒ギャルのイメージ自体悪くなってしまった」

ギャルはなくなってしまう運命なのか。神田さんは言う。
「僕が思うギャルっていうのは、『行き過ぎてること』だと思うんです。だから、ギャルはいなくなったけど、ギャルは続く。伝わりますでしょうか。形は変わっても、ギャルは渋谷の街にい続けて、109はずっとギャルの象徴であり続けると思います」

神田さんのイベントでは、こんな時代だからこそ、リアルに接する楽しさを知って欲しいからだという。
「まず街に出ようよと。SNSでは分からない直接つながれる楽しさ、リアルの面白さがいっぱいあるんだと感じてほしいですね」

「書を捨てよ」、的な感じだ。
(太田サトル)

※イベント「ラブサンシャイン」は、ライブやファッションショー、ミスコンなど盛りだくさんの内容で、8月15日、渋谷O-EASTで開催。