日本ラグビーフットボール協会は8月4日、日本代表のエディー・ジョーンズヘッドコーチ(HC)が外務大臣表彰を受賞したことを発表した。

 外務大臣表彰とは日本と諸外国との友好親善に多大な貢献をした個人と団体を表彰するものだ。エディー・ジョーンズ氏は前回のラグビーW杯後の2011年12月に日本代表HCに就任。代表チームの強化を通じて日本ラグビーの技術向上に寄与したことが評価された。

 このように書くと、エディー・ジョーンズHCがものすごい栄誉を得たように感じるかもしれないが、今年度の外務大臣表彰の受賞者は個人108、団体30が受賞。授与されるのも岸田外務大臣からの表彰状と副賞の正絹風呂敷だけで、大変な賞というわけではない。

 ただし実際にエディー・ジョーンズ氏がHCに就任して以降の日本代表の成長は目覚ましく、その功績は大いに称えられるべきだ。今回の受賞はささやかではあるが、それを世間に知らしめる機会となった。その点でよかったといえる。

なかなかオセアニア・欧州の厚い壁を
破れなかったラグビー日本代表

 ラグビー日本代表はアジアでは無敵の強さを誇っているが、強豪国が世界一の座を争うW杯では不本意な結果しか残せなかった。日本代表は1987年の第1回から前回の第7回まで7大会連続で出場しているが、通算成績は24戦して1勝21敗2分。アフリカのジンバブエを相手に1勝しかしていない。1995年の第3回大会では相手が強豪ニュージーランドとはいえ、17−145という史上最多失点で敗れるという屈辱を味わっている。日本代表はアジアなら強さを発揮できても、体格的ハンディのあるオセアニア、ヨーロッパなどのラグビー先進国には通用しないというのが現実だったのだ。

 しかし、2019年には日本でラグビーW杯が開催される。ホスト国の代表チームが、これまでのように大会でまったく歯が立たない状態では格好がつかないわけだ。日本ラグビー協会も代表の実力アップのため、さまざまな強化策を行ってきた。日本代表監督は代々、日本人指導者が務めてきたが、2004年からは監督業を分業化し、その指揮を執るヘッドコーチに外国人を招へいするようになった。

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