目覚めよ、新時代のハッカーたち:ライゾマティクス代表取締役【Creative Hack】

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『WIRED』が主催する「CREATIVE HACK AWARD 2014」では現在、応募作品を絶賛受付中だ。そこで、ひとりでも多くのクリエイターにご参加いただけるよう、今年のテーマである「コネクト “つながり”を発見し、改変せよ!」を、審査員の方々に解題してもらいたいと思う。第4回目はライゾマティクス代表取締役/クリエイティヴ&テクニカル・ディレクター、齋藤精一の視点を紹介。

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齋藤精一︱SEIICHI SAITO
1975年神奈川県生まれ。ライゾマティクス代表取締役/クリエイティヴ&テクニカル・ディレクター。
建築デザインをコロンビア大学(MSAAD)で学び、2000年からニューヨークで活動を開始。その後 ArnellGroup にてクリエイティヴとして活動し、03年の越後妻有アートトリエンナーレでアーティストに選出されたのをきっかけに帰国。アート制作活動と同時にフリーランスのクリエイティヴとして活動後、06年にライゾマティクスを設立。建築で培ったロジカルな思考をもとに、アートやコマーシャルの領域で立体作品やインタラクティヴ作品を制作する。09年〜13年に、国内外の広告賞にて多数受賞。現在、東京理科大学理工学部建築学科非常勤講師も務める。

アワード審査員からのメッセージ

「種目」にはまりきらない表現を生み出して欲しい|佐々木康晴(電通CDC局)クリエイティヴに化学反応を起こす、物理的な「コネクト」を探して|笠島久嗣(イアリン・ジャパン)リスペクトせよ。それからハックせよ|若林恵(『WIRED』編集長)

最近、HACKという言葉が、ようやく社会的にネガティブなものからポジティブなものへと変わってきた。HACKには本来「切る」とか「耕す」といった意味が備わっているが、現代においては、野心をもっている人のみに適応される言葉だと思う。

ぼくは常々こう考えている。「なぜHACKするのか? ぼくにはヴィジョンとスキルがあるからである」と。

ヴィジョンがなければ方向性は生まれない。つまり、いくら知識をもっていても、ヴィジョンがなければそれは意味をなさず、作品も環境もチームもできない。加えてスキルがなければ叩き切ることもできず、動くこともできない。

ヴィジョンとスキル、この2つを併せもつからこそ新しいモノをつくり、文化や時代をつくることができるのだ。

今回のCREATIVE HACK AWARD 2014テーマである「CONNECT:つながりを発見し、改変せよ」は、まさにそんなハッカーたちのためにある素晴らしい機会だと思う。

いろいろな既存のものを疑うこと、それを一度解体してつながりを発見し、再構築し、それを改善へと導く。世の中にある多くのものはすでに確立しており、完成度が高い。しかし、それらを解体してもう一度つなげあわせればどうだろう? 音楽でいうところのDJになった感覚で、さまざまなものをマッシュアップし、新しいつながりを発見しながらつくってく作業には、新しいヴィジョンとスキル、つまりは新しいクリエイティヴィティが不可欠だ。

この作品は、どのカテゴリーに入るのか?

そんな議論が審査中に起こるような作品も含めて、沢山のハッカーに出会えることを楽しみにしています。

CREATIVE HACK AWARD 2014

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