演出家の鴻上尚史氏が9日放送の「新・情報7daysニュースキャスター」にゲスト出演。笹井芳樹副センター長の遺書の内容が、すぐにマスコミに流れたことについて違和感を示したが、ビートたけしはこれに反応しなかった。

番組は、5日に自殺した笹井氏について取り上げ、STAP問題をめぐって小保方晴子氏のアドバイザーとしての責任を強く感じていたことを紹介した。

鴻上氏は、笹井氏の自殺をめぐる「素朴な疑問」として、遺書の内容がすぐに報じられたことについて言及。「遺族の許可もなく、それ(遺書)を差し出された人がもらう前に、(笹井氏が)亡くなってから3時間後に警察がマスコミに内容を発表し、それをマスコミが警察の発表通りにやっていくというのはいいことなのか」と指摘した。

さらに、遺書は「亡くなった方がその人に伝えたいから書いたものだ」とし、「それを本人がもらう前に広がるっていうシステム。警察はこういうことをして良いのかって、僕はそれがすごく驚き」と話した。

安住紳一郎アナウンサーは鴻上氏の意見を受けて、自殺か事件か分からない場合は警察は遺書を証拠として公開せずに、保管した方が良いのかと質問した。

鴻上氏は「もちろん証拠として(警察が)見るのは別にいいんですけど」としながらも、「警察がマスコミに内容をピックアップして出すということと、それをマスコミがそのまま受け取って広げるということについて、マスコミは何の疑問もないのかな」と遺書をめぐる報道に首をかしげた。

報道によると、遺書は小保方晴子氏や竹市雅俊センター長宛てに少なくとも4通あり、小保方氏をかばうような内容や、「疲れた」「残念だ」といった趣旨が記されていたという。

しかし、鴻上氏の発言について、たけしと安住アナはこれ以上触れず、警察の発表の仕方やマスコミの報道姿勢が議論になることはならなかった。

CMとVTR映像を挟んで、安住アナは遺書の内容が漏れている問題について「なんとなく誰かが、こういうような筋書きで進んでくれるといいよな、という思惑があるような気もしてしまうという…」と問いかけると、鴻上氏は「作られた感じがします」と答えた。

安住アナは「理研という組織がいろいろな特許を持っていたりとか、神戸で大きなプロジェクトが動いていたりとか、そういう存在であると…」と、警察の遺書公表の裏に何者かの意図があるのではないかとした。たけしは沈黙したままであった。

鴻上氏は遺書をめぐる報道に強い疑念を抱いているようで、番組放送後もツイッター上で発言。警察がマスコミに遺書を公表したことについて繰り返し批判した。


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