6日放送、TBS「水曜日のダウンタウン」では、「PL学園野球部 この世の地獄説を検証」と題し、元プロ野球選手で同校出身の橋本清氏が出演。PL学園野球部で送った過酷な日々や理不尽な掟の数々を紹介した。

2学年上に清原和博氏、桑田真澄氏を先輩に持つ橋本氏。司会の浜田雅功から「どっちが優しかった?」と訊かれ、「すー」と不思議なリアクションを見せると「答えられない。返事は“はい”か“いいえ”で“いいえ”はまずないです。ただ非常に難しいときは“すー”って言って誤魔化す」とこの返答の意味を説明した。

「部屋にいる時は正座です」、先輩を起こさないよう「目覚ましは鳴る前に“カチ”っていう音がするので、そこで止める」などと厳しい上下関係や掟を明かした橋本氏、しごきのような厳しい練習についても「疲れ切って疲労骨折を起こす。ただPL学園ってPL病院が隣接しているもんですから体罰的な故障は外部には全く漏れない」と暴露しつつ、さすがに言い過ぎたと思ったのか「今は違う」と強調した。

すると、同番組では他のスポーツ名門校出身アスリート&タレントのコメントを紹介、それぞれが経験する常軌を逸した厳しさだったり理不尽さを語っている。

世田谷学園柔道部出身の古賀稔彦氏は「(顧問が)戦争を経験している先生でして、結果を出せば喜ぶ先生じゃなかった。勝負に対して命をかけているかどうかが判断基準でした。私達が日本一になった時があったんですね。僕らも保護者も喜んでたんです。そしたら先生が“集まりなさい”って。そしたら“お前達は命を懸けてない”と“生きるか死ぬかの勝負をしていない”ってところから1時間ずっと説教を受ける」と苦笑い。

試合以前に顧問から求められたという心構えを明かすと、その練習についても「酸欠練習っていうのがあって全部の窓を閉め切る。その中で30〜40人の部員達がガンガン練習すると。酸素がなくなっていく。そうなると窓の僅かな隙間のところに唇をあてて酸素をなんとか取り入れようと。地獄のような練習でしたね」と振り返った。

また、お笑いコンビペナルティのワッキーは、サッカーの名門・市立船橋高校の出身だ。番組のカメラに「永遠ダッシュっていって僕らのプレーが悪かったりすると、集合かけられて“走れ”って言われたら先生が終わりっていうまでダッシュし続けないといけないんです」、「(一番長い時は)7時間くらい。選手の8割くらい疲労骨折。授業中に氷で冷やしながら」というと、その他にも「水が飲めない、練習中に。雨が降ってきたらラッキー。水たまりができるのを待って、先生に背中向けてスライディングして水たまりの泥水をチューチュー吸う」などと壮絶な部活動時代を語っている。