『ハイスコアガール(5) 』(スクウェア・エニックス)

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8月6日(水)、アニメ化も発表されていた押切蓮介さんの人気マンガ『ハイスコアガール』が、株式会社SNKプレイモアが所有する著作権を侵害しているとして、出版元の株式会社スクウェア・エニックスを刑事告訴したと発表された。

この件について、『ハイスコアガール』が連載されている月刊誌『ビッグガンガン』編集部に問い合わせたところ、単行本の自主回収を行うとのこと。ただし、連載は継続する。

合わせてスクウェア・エニックスの広報部にも問い合わせたところ、アニメ化企画については、「中止も継続も決まっていない」とのこと。

また、SNKプレイモア社以外の著作権については、もれなく許諾を取れているとの返答を得た。

さらに、9月25日発売予定の第6巻について、SNKプレイモア社のゲーム『サムライスピリッツ』を題材にしたシーンが収録される予定だが、収録内容・発売日ともに、変更するかどうか、現在検討中とのことだ。

SNKプレイモアのゲームが作中に登場


マンガ『ハイスコアガール』は、90年代のアーケードゲームブーム下の日本を舞台に繰り広げられる、大のゲーム好きの主人公・ハルオを中心としたラブコメディ作品。

カプコンの大ヒット作『ストリートファイター』など、実際にあったゲームをモチーフにした小ネタが随所に散りばめられているのが見どころで、ゲームファンからの支持も熱い。

なお、『ハイスコアガール』単行本の巻末には、「SPECIAL THANKS」として各社の名前と「©(マルシー)」表記の一覧が掲載されている。

『ハイスコアガール』5巻巻末ページ

『ハイスコアガール』5巻の巻末ページ/著者のKindle画面を撮影



ここに掲載されているように、作中にはSNKプレイモア社の『ザ・キング・オブ・ファイターズ』や『サムライスピリッツ』などの人気ゲームも登場していたが、これについて、著作権の許諾が取られていなかったという。

その旨が記載されているのが、8月6日に発表された「株式会社スクウェア・エニックス等に対する刑事告訴について」というプレスリリースだ。

「株式会社スクウェア・エニックス等に対する刑事告訴について」

引用元:http://www.snkplaymore.co.jp/pdf/140806_1.pdf



この発表を受け、一斉に様々なメディアが報じた後、スクウェア・エニックス社からは「本日の一部報道について」というニュースリリースを発表。

ここには、8月5日に家宅捜索を受けたこと、捜査中のため詳細の公表は控えると記されている。

「本日の一部報道について」

引用元:http://www.jp.square-enix.com/company/ja/news/pdf/698ab985cd1b7a89ad119fad1c9693ce.pdf



そして自主回収へ…… 今後の展開は?


同じく8月6日の夕方には、『ハイスコアガール』単行本の自主回収を決定。Kindleなどの電子書籍ストアでも、新規購入ができなくなっている。

しかし、筆者がKindleストアにて自身で購入していた『ハイスコアガール』1巻から5巻は、6日22時現在でもダウンロード・閲覧可能となっており、現段階では購入済みの書籍が削除対象になることはなさそうだ。(電子書籍の対応については現在返答を待っている)

【追記(8月7日11:50) 電子書籍については、新規販売は行わないが、購入済みコンテンツが削除対象になることはないとのこと。】

ネット上では様々な情報・意見が飛び交っているが、純粋に作品を好きで、続きを楽しみにしているファンは多い。とにかく、連載は継続するとのことで、ひとまずは安心だ。

気になるアニメ化については中止・継続は決まっていないとのことで、引き続き今後の公式からの発表を待ちたいところだ。