漫画『ハイスコアガール』が著作権法違反で刑事告発。スクエニは単行本を自主回収

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8月5日、スクエニことスクウェア・エニックスが著作権法違反の疑いで大阪府警の家宅捜索を受けました。これは、同社が発行する漫画雑誌に連載中の作品である、押切蓮介氏作『ハイスコアガール』が、ゲーム会社のSNKプレイモアから著作権違反の疑いで刑事告発されたことによるもの。SNKプレイモアはこの件に関してプレスリリースを発表していますが、その中では「株式会社スクウェア・エニックスは、当社の許諾を受けることなく、当社が著作権を有する多数のゲームプログラムのキャラクターを複製使用した漫画『ハイスコアガール(著者:押切蓮介氏)』を出版し、当社の著作権を侵害しました」と記載しています。

『ハイスコアガール』は、作品内で1990年代のゲームが重要な役割を担っており、SNKプレイモアが版権を管理する「餓狼伝説」や「ザ・キング・オブ・ファイターズ」シリーズなども登場しています。
作品内ではこれらのタイトルに対する著作権表記もクレジットされていましたが、これらの著作権管理に関して、2社の間でなんらかの相違があったと思われます。

一方のスクウェア・エニックス側は、親会社であるスクウェア・エニックス・ホールディングスがプレスリリースを発表。「当社子会社の株式会社スクウェア・エニックスが発行する出版物の一部内容について、著作権法違反の疑いがあるとして、平成26年8月5日に、警察当局による家宅捜索を受けました。当社およびスクウェア・エニックスは、捜査に全面的に協力しておりますが、現在、警察による捜査が行われているため、本件に関する詳細の公表は控えさせていただきます」とコメントしています。

また、スクウェア・エニックスに対するITMediaの取材によれば、同社は『ハイスコアガール』単行本の自主回収を決定し、デジタル版も今後すべて削除、購入済みのデジタル版の扱いについては「対応を検討中」としています。

既に単行本はAmazon.co.jpやyodobashi.comといった通販サイトでは購入不可能な状態となっており、とくにyodobashi.comでは「販売を終了しました」と記載された状態に。Amazonで販売されていたKindle版も「現在ご利用いただけません」と表示され、こちらも購入不可能となっています。

(更新中