小倉智昭氏

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6日放送の「とくダネ!」(フジテレビ系)では、司会の小倉智昭氏やコメンテーターらが、STAP細胞を巡る報道について指摘や批判、自身の見解を語った。

STAP細胞を巡っては、5日、研究を進めていた理化学研究所の発生再生科学総合研究センター(CDB)副センター長・笹井芳樹氏が自殺したとして、新聞・テレビなどのメディアが、これを大きく報じた。この日のとくダネ!も冒頭から約49分に渡り、これまでのSTAP細胞を巡る騒動の経緯や、笹井氏の功績などを紹介した。

小倉氏は、一連のVTRが終わると「我々報道する側としても驚いたし、ショックは大きかったですよね……」とコメント。その後も「小保方さんも、山梨大学の教授の若山さんも本当に厳しい状況で、辛い状況にあるっていうのはね……」「心痛は計り知れないものはあります」など、笹井氏の死を悼み、関係者の心情を慮っていた。

コメンテーターで日経BP社の特命編集委員・宮田満氏が「しかし、自殺という不幸な問題と、それを招いた遠因である理研の体制というのは、分けて議論しなければいけないと思います。それは辛いことなんですけれども、我々は報道を続けないといけないと思っています」と、今後の報道のあり方について語った。

小倉氏は、これまで論文や理研について、さまざまな取材をし、勉強していく中で放送してきたとし、それが結果的に「『笹井さんを追い詰める一つの原因になった』と言われても、それは確かな部分もあるかもわからないけど……」と、メディアが笹井氏に大きな影響を与えたことを一部で認めた。

しかし、一方では「報道の使命ってこともありますからね」と、メディアに関わる立場としての考えも小倉氏は話した。

これに対し、コラムニストの深澤真紀氏は「特に個人的なことも随分追いかけられた」と、STAP細胞を巡る報道の中では、個人への配慮が欠如していたことを指摘。加えて、小保方氏が女性であったこともありメディアの取り上げ方が「一貫して科学的ではなかった」と批判した。

深澤氏は、今回の笹井氏の自殺により、さらに科学的な取り上げ方にならない可能性が充分あり得ることを危惧し「だからこそ、ここからもう一度舵を取り直さないといけない」と、メディアに対する警鐘を鳴らした。

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