2014.08.05 - 女性向け男性向け美容

白髪が治る時代がやってくる!? 白髪研究の最前線と3つの自己ケア


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01. CASE 症状

遺伝? 加齢? どうにかしたい白髪の正体とは?

気づくと、1本、2本と増え始める白髪。多くの人は、「年齢によるものだから」、「親も多いから遺伝だから」とあきらめているのでは? でもこの白髪、実は今までメカニズムがあまり解明されてこなかった。ところが最近、白髪ができるメカニズムが様々な研究から解明されつつあるという。白髪研究の最新情報をお伝えしましょう!

02. CAUSE 原因

関係しているのは日焼けでお馴染みのメラニン色素だった!

髪は頭皮にある毛母細胞によって生み出されています。細胞分裂を繰り返して作り出された毛髪は、生まれてすぐは白髪と同じように透明な状態だといいます。そんな毛髪が頭皮から生えてくるまでの間に、色がつくのは、日焼けの仕組みなどでもお馴染みの“色素細胞(メラノサイト)”が関係しています。メラノサイトがつくり出したメラニン色素が、毛髪の内部に取り込まれることで黒く変化します。

 

メラノサイトの働きが何らかの原因で弱まる→髪を黒くするメラニン色素が取り込まれない→白髪になる、ということがわかっています。

 

さらに今回、さらに詳しい研究でわかったのは、メラノサイトが作った、メラニン色素を毛髪に「輸送」する能力の低下も白髪を作る原因に大きく関わっていることがわかってきたのです。

03. CAUTION 放っておくと?

見た目の印象がかなり老けて見えてしまうことに……。

白髪ができると、どうしても第一印象が老けた印象に。真っ白になればそれなりにおしゃれに見えることもあるが、途中の「ごま塩」状態のときは、老け顔な印象に映ることも。髪を傷めないヘアカラーやヘアカラートリートメントなどをうまく使い分けて、カバーすることも大事です。

04. SOLUTION 対策

白髪研究が実行されるのはもう少し先。まずは、自己ケアを!

メラニン色素と白髪の関係が次第にわかってきましたが、実際、白髪ケアとして実践できるレベルになるのにはもう少し時間がかかりそうです。

今の段階では、セルフケアが重要に。

白髪は、加齢や遺伝、病気などが大きな要因と言われますが、生活習慣も重要なので、下記の3のポイントに注意しましょう。

 

対策1 亜鉛を意識した食事を摂取しよう!

 

白髪予防には、昔から小さな魚や海草、黒胡麻などがよいと言われています。これらには、「亜鉛」が多く含まれています。亜鉛は毛髪に重要な栄養素です。

また、亜鉛以外には、銅が豊富に入っている大豆や貝類、アーモンドなどもオススメです。

 

対策2 今の季節は特に紫外線防御は大事

 

今の季節は、頭皮に直射日光があたり、髪や頭皮に紫外線の影響を受けやすくなります。メラニン色素に影響する白髪ですから、紫外線を浴びて日焼けしたほうが髪が黒くなるのでは? と考えがちですが、そんなに単純ではありません。紫外線を浴びることで、頭皮や髪にダメージを受けてしまうほうが問題に。他の肌同様、直射日光や紫外線を浴びすぎないように注意しましょう。

 

対策3 キューティクルケアを心がけて

 

キューティクルが開くと、髪の中の色素成分が外に出て、髪色が次第に落ちてくる可能性があります。強くブラッシングする、刺激が強いヘアカラーを使いすぎる、などはキューティクルにダメージが出てきます。

日頃のケアなどではトリートメントなどをプラス。さらに、髪を染めるときには、トリートメント効果があるヘアカラー剤などを使って、ケアすることが大事です。

 


この記事の監修
井上 肇(いのうえ はじめ)

【略歴】
聖マリアンナ医科大学・特任教授、日本抗加齢医学会評議員、日本再生医療学会評議員、薬剤師・薬学博士・医学博士、星薬科大学薬学部卒、同大学院薬学研究科修了

聖マリアンナ医科大学形成外科学教室助手、講師、准教授を経て、幹細胞再生医学(ANGFA(株)寄附)講座代表・特任教授、同時に同大学院形成外科特任教授を兼務。

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