2017年の第10回大会は、浦和がブラジルのシャペコエンセの挑戦を退け、初優勝。(C) SOCCER DIGEST

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 JリーグYBCルヴァンカップの王者とCONMEBOLスダメリカーナ王者が争う、伝統のカップ戦、スルガ銀行チャンピオンシップが、8月8日(水)開催される。
 今年で11回目。セレッソ大阪がヤンマースタジアム長居で、アルゼンチンの強豪インデペンディエンテを迎え撃つ。

 過去10回の対戦成績は、日本勢が6勝4敗(3つのPK勝ちを含む)と勝ち越しているが、今年はアルゼンチンの雄が意地を見せるのか? 熱い試合勝負が見られそうだ。

 セレッソ大阪は初出場、インデペンディエンテは2011年の第4回大会以来2度目の出場で、その時は、ジュビロ磐田にPK戦の末、敗れている。その試合を含め、これまでのスルガ銀行チャンピオンシップを振り返ってみよう。

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【第1回】2008年|ガンバ大阪 0-1 アルセナル(アルゼンチン)
 
 G大阪はFW山粼雅人を起点に、対するアルセナルもゴメスとサバの2トップを中心にゴールに迫るが、互いに相手の守備を崩せない。そして、一進一退の攻防が続くなか0-0で迎えた87分、左CKをMFのC・カステグリオネが頭で合わせてアルセナルが先制。この一点を守り切った南米の雄が、記念すべき第1回大会を制した。
 
【第2回】2009年|大分トリニータ 1-2 インテルナシオナル(ブラジル)
 
 インテルナシオナルは50分、MFアンドレジーニョのパスからFWアレサンドロが先制点を奪う。すると、59分にはアンドレジーニョが約30メートルのロングシュートを突き刺し、2点をリード。その後、大分もカウンターで反撃を仕掛け、60分にMF東慶悟が1点差に詰めるゴールを決めたが、最後まで相手の堅守に苦しみ、1点差で涙を呑んだ。
 
【第3回】2010年|FC東京 2-2 (PK4-3) リガ・デ・キト(エクアドル)
 
 先制点はリガ・デ・キト。FWバルコスが豪快にシュートを突き刺す。しかし、5分後にFW平山相太が同点弾を挙げ、試合は振り出しに。後半もリガ・デ・キトが先行するが、FC東京は終了間際にFW大黒将志が決めて、勝負はPK戦へ。この白熱のPK戦を4-3で制したFC東京が、日本のクラブとして初めてタイトルを手にした。

【第4回】2011年|ジュビロ磐田 2-2 (PK4-2) インデペンディエンテ(アルゼンチン)

 名門復活を目指すクラブ同士の一戦は、磐田が11分にオウンゴールで先制する。その後、高さを活かしたインデペンディエンテの反撃を凌げず、逆転を許す。しかし58分、磐田は途中出場のFW荒田智之のボレーシュートで同点とし、PK戦へ突入。「どうしても勝ちたかった」と語ったGK川口が2本のシュートを止め、磐田が初優勝を飾った。

【第5回】2012年|鹿島アントラーズ 2-2 (PK7-6) ウニベルシダ・デ・チリ(チリ)
 
 鹿島は8分に幸先良く先制すると、27分にはレナトがDF4人を前に豪快なミドルを突き刺し、2点のリードを奪う。対するウニベルシダ・デ・チリも反撃し、岩政のオウンゴール、73分にはPKを決めて同点に。3大会連続PK戦となったが、GK曽ヶ端準が7人目のキッカーを止め、鹿島がクラブ史上2度目の国際タイトルを手にした。

【写真で振り返る】スルガ銀行チャンピオンシップ過去10大会の激闘
【第6回】2013年|鹿島アントラーズ 3-2 サンパウロFC(ブラジル)
 
 大会連覇を狙う鹿島はエースの大迫勇也が爆発。24分に先制点を決めると、39分にはジュニーニョのクロスに合わせ2点目を挙げた。後半、サンパウロに1点を返され、PK失敗で流れを失うと75分には同点とされてしまう。だが、ロスタイムに柴崎岳の放ったボレーがDFと大迫をかすめてゴールへ。Jリーグ勢としては初となる90分以内での勝利を挙げ、連覇を成し遂げた。

【第7回】2014年|柏レイソル 2-1 ラヌース(アルゼンチン)

 44分、レアンドロのパスを左サイドを駆け上がった高山が流し込み、柏が先制した。しかし後半はラヌースのペースに。59分、MFソモーサのミドルが増嶋の足に当たって方向が変わり、ゴールに吸い込まれた。流れを変えたのは、エースのレアンドロ。89分に工藤が倒され得たPKをしっかりと決めて勝負あり。終盤、ラヌースが熱くなる場面も見られ、南米勢の本気度がうかがえた。

【第8回】2015年|ガンバ大阪 0-3 リバープレート(アルゼンチン)

 東アジアカップのメンバー選出されていた6名を先発から外したG大阪は、サビオラやL・ゴンサレスなど、タレントの揃ったリーベルを相手に0-3の完敗。失点は8分にPKで、31分にCK、そして61分にカウンターから奪われたもの。シュート数は両者とも12本だった。「チャンスはつくっていたが、精度の問題」と遠藤は振り返った。

【第9回】2016年|鹿島アントラーズ 0-1 インデペンディエンテ・サンタフェ (コロンビア)

 ともに堅い守りの前にチャンスの数は少なく、1点を争う展開に。0-0で迎えた79分、サンタフェはFKのチャンスからオソリオが強烈なヘディングシュートを叩き込み、均衡を破る。一方の鹿島は85分に獲得したPK、終了直前にはCKからのチャンスも、相手GKサパタのファインセーブに阻まれた。試合はこのまま1-0でタイムアップ。サンタフェが初優勝を果たした。

【第10回】2017年|浦和レッズ 1-0 シャペコエンセ (ブラジル)

 両チームともに決定打を欠き、スコアレスのまま迎えた88分、ズラタンがPKを獲得。シャペコエンセの執拗な抗議によって試合が一時中断するも、キッカーの阿部が冷静に沈め、浦和が勝利が決まった。飛行機事故に見舞われ、それを乗り越えようとチャレンジを続けるシャペコエンセに対し、試合後、浦和ファンがシャペコカラーの緑のシートを掲げ、エールを送る姿も話題に。