政界・財界・行政・各種団体などオールジャパン体制で準備を進めている

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2015年に山口県で開催予定のボーイスカウトの国際キャンプ大会「第23回世界スカウトジャンボリー」まであと1年に迫っている。

このアピールのため、ボーイスカウト日本連盟が14年7月30日に開いた記者発表会には、ボーイスカウト日本連盟理事長奥島孝康氏をはじめ、第23回世界スカウトジャンボリー日本委員会総裁の森喜朗元首相、同委員会会長の御手洗冨士夫氏(キヤノン会長兼社長)、スカウト親善大使で宇宙航空研究開発機構(JAXA)の宇宙飛行士、野口聡一氏、山口県副知事の藤部秀則氏、山口県PR 本部長の「ちょるる」らが出席。政界・財界・行政・各種団体などオールジャパン体制で準備を進めている様子を報告した。

日本では44 年ぶり2 度目の開催

小学2年生でスカウトに入隊し、現在も指導者として活動に参加しているという野口氏は「36年前に(日本)ジャンボリーに初参加し、計6回ジャンボリーに参加したが、世界は初めて。2回宇宙に行ったのに世界ジャンボリーはまだということで、宇宙より遠いその貴重さがわかっていただけるのではないかと」と会場を笑わせ、「若田宇宙飛行士がコマンダーとしてミッションに臨む際に選んだキーワードは『和』。世界ジャンボリーのテーマ『和 a spirit of unity』と同じなんです」と、宇宙飛行士と世界ジャンボリーには強いつながりがあると強調した。

奥島氏は「日本のボーイスカウトと世界のボーイスカウトを比較することで、スカウトの国際交流に留まらず、日本国の青少年教育のあり方を考え直すきっかけとしたい」と、教育分野にも及ぶ意義を強調。森氏は「(日本でおこなわれている)ジャンボリーには何度か参加しているが、子どもたちが非常に行儀よく我慢強い。こうしたことに加えて、世界中の子どもたちが、あの国には友達がいるんだと、こう考えて武器を取るのをやめれば大きな道が開ける、こういった意義もあるのではないかと考えています」と述べた。また御手洗氏は「世界に目を開く絶好のチャンス。行動への対価を求めず、国や地域や社会に尽くす気概のある青少年を一人でも多く育てたいという思いがあります」などと期待を表明した。

世界スカウトジャンボリーは、4年に1度、様々な国を開催地として世界中からスカウトが集まる国際キャンプ大会。日本では1971 年以来、44 年ぶり2 度目の開催となる。15年に山口市阿知須・きらら浜で開催される第23回大会は、世界162の国と地域から約3万人の青少年が集まって約2週間にわたって行われる。また、ジャンホリーの前後には、世界からやってきたスカウトたちが日本各地に分散してホームスティや日本探訪をおこなう。