韓国のアニメコンテンツ専門会社、大元メディアは7月29日、ソウルの戦争記念館で開幕した日本の人気漫画「ONE PIECE(ワンピース)」の展示会が、好調な滑り出しだと発表した。複数の韓国メディアが報じた。

 同展は26日から始まり、その週の週末には多くの人が訪れ賑わいを見せた。

 展示会には、作品に登場する主要キャラクターたちの大型造形物が100点並んでいるほか、アニメの絵コンテや資料などが300点、各国で発売されているフィギュア300点が展示されている。限定グッズも販売されており、訪れた観客たちの心を掴んでいるという。

 本来は12日に開催される予定だったが、原作に旭日旗のようなイメージが登場するとして、戦争記念館が開催直前にスペースの貸し出しを一方的に取り消した。主催者は、貸し出し中止は不当だとして仮処分を申請し、ソウル西部地裁は18日、展示会の開催を命じる決定を出した。

 2週間遅れで始まったが、主催者側はこの間に補完作業などを行い、より完璧な展示会を完成させた。主催者は「週末に展示場を埋め尽くした観覧客を見て、展示会に対する大衆の関心の高さを確認することができた」とし、今後はさらに観客が増えるとの見方を示した。(編集担当:新川悠)