“いつか世界を釣り上げます”を合言葉に、アイドルシーンで着々と知名度と存在感をにょきにょきのばしている5人組アイドル・つりビット。

7月30日、約4か月ぶりにリリースされた新曲は、山下達郎の1987年に発売された名曲『踊ろよ、フィッシュ』のカヴァー。ポップに生まれ変わった『踊ろよ、フィッシュ』を引っさげてこの夏大忙しの彼女たちが、渋谷マルイシティ1Fイベントスペースで4日間連続ミニライブを開催。発売日翌日となった31日も、スペースには男性、女子高生、親子連れと幅広いファンが訪れた。

アナウンスの導きで5人がステージに現れるとオープニングは『踊ろよ、フィッシュ』でスタート。炎天下続く渋谷を一瞬にして心地よいリゾート地へと変える。聞間彩を中心に、爽やかにはじける歌声とダンスを魅せる彼女たちにファンからの暖かい手拍子が降り注ぐ。曲の終わり彼女たちが「踊ろよ、フィッシュ!」と歌えばファンも勢いよく飛び跳ねる。曲終わりに見せたリーダー・長谷川瑞の笑顔につられて、集まったみんなが笑顔となった。

自己紹介を終えるとすぐさま『FISH ISLAND』『寿司パラダイス』と魚ネタの曲を連続で披露。ライブでも盛り上がる定番曲に、さきほどの爽やかさから一転し、今度は熱さを運ぶ彼女たち。ダンスリーダーの小西杏優を中心にした軽やかなダンスに負けじと振り付けをマネするファンも続出。

そしてMC。初日は制服姿、2日目は今回のシングル衣装と、開催ごとにチェンジしてきた衣装。この日は珍しいTシャツ姿、そしていつもとは違った髪型での登場となった彼女たち。特に髪の毛を切ったばかりの小西の後ろ姿が聞間彩にそっくり、という話になったところ、ファンたちのまばらな反応に竹内夏紀から「ちゃんと反応して!」との鋭いツッコミが客席へ飛ぶ!面食らったファンからは驚きと共に笑いが起こった。

この日のイベントラストの曲は、こちらも夏のスタートを歌った『はじめのキモチ』『スタートダッシュ!』をメドレーで披露。『はじめのキモチ』で愛らしさを振りまき、『スタートダッシュ!』ではデビュー時と比べ歌声、ダンス共に成長した姿を見せこの日のライブをキレイに締めくくった。

ここで安藤から8月23日に釣りに関する知識を試す「釣り筆記試験」イベントを開催するとの発表が。つりビットメンバーの頭の良し悪しがファンの前で披露されるという、安藤曰く「公開処刑」となりそうとのこと。ミニライブも併せて行われるということもあり、夏フェスと共に彼女たちにとって大切なイベントになりそうだ。

名曲と共に、8月はあらゆる場所を賑やかしそうな彼女たち。この夏はつりビットの夏になるに違いない。