添い寝フレンド=“ソフレ男子”に実態を直撃! 本当に添い寝だけで満足できているの?

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最近Yahoo!急上昇ワードとしても注目されている「ソフレ」という言葉をご存知でしょうか?テレビでも取り上げられる機会が増え、世に広まり始めているようです。

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調べてみたところ「セフレ」や去年注目されたエッチはせずキスだけする関係という「キスフレ」の仲間のようなもの、だそう。
エッチも、キスもしない。
ただ異性と添い寝しあうだけの関係を「ソフレ」と言うらしいです。

実はこの言葉が流行る前からソフレとして活動している Tくん(21歳)と偶然知り合う機会がありました!

今まで女性へのインタビューはありましたが、男性側はほぼない!
ということで、もう1年以上前からソフレ男子な彼にインタビューを敢行させて頂きました。

ソフレが求められている理由や求めてしまう女子の心情を探っていきたいと思います!

■ソフレとは、一体なんなのか?

――そもそも「ソフレ」というのを分かってない方がまだまだおられると思うので、現役のソフレ男子から教えてもらってもいいですか?

Tくん : 簡単に言うと「一緒にベッドで寝るだけの関係」です。エッチもしないし、キスもしないし、手をつないだりもしません。希望があれば抱きしめてあげたりしますけど、それも人それぞれですね。

――一緒に寝るだけの女性は、今何人くらいおられるんですか?

Tくん : 3人…かな?

――その3名の方とは普段、どういった関係なんですかね?

Tくん : 3人とも大学の同級生で、友達…です。大学とか、サークルとかで知り合った感じですね。

――普段から顔合わせてるんですね!ソフレとしては、どれくらいの頻度で?

Tくん : 週1くらいですかね?多いときでも週2とか、少ないときは月1です。

――お互いの友達にはバレないんですか?

Tくん : 今のところバレてませんね(笑)彼女たちの2人には彼氏がいるし、僕にも彼女がいますから。バレないようにしてるっていうのが、正直なところです。

■どうやって、ソフレになるのか?

――お互い恋人がいるんですか!?なのに、なんで「ソフレ」になったんですか?なにかキッカケとかあったんですか?

Tくん : キッカケらしい、キッカケっていうのはないんです。しいて言うなら、恋愛相談をしあったことがキッカケなのかな?

――恋愛相談から、どうやって発展するんですか?

Tくん : 元々友達で恋愛相談しあってて、そこから宅飲みしようってなって。で、飲んでたら話盛り上がっちゃって終電ないし酔っぱらってるしでそのまま雑魚寝する流れになりますよね? そしたらいきなり「一緒に寝よう」って言われて。男としては焦りますよね(笑)そしたら「いや、横に寝てほしいだけ」って無理矢理一緒に寝かされたのが始まりですね。3人ともそんなパターンです。

――恋愛相談っていうのは「別れたい」とか、マイナスな相談?

Tくん : 全然!むしろ「これから彼と付き合い続けるために」とか、「好きな人とどうしたらいいのか?」みたいな前向き…と言っていいのかわかりませんけど、別れたいとかそういうマイナスな話ではないです。

――そんな前向きな話からなぜ…(笑)ソフレの始まりって、そんなもんなんですかね?

Tくん : 周りに何人かソフレ男子いますけど、大体そうみたいです。男子よりも女子からで、恋愛相談し合えるとか、気が合うとか、友達がちょっと発展したものなのかもしれないですね。

――なるほど。その友達以上なソフレという関係ですが、結構長く続いてるんですよね?

Tくん : そうです、そうです。一番長い子だと、1年以上続いてますね。もうなんでも話す関係です。たまになにも話さないで添い寝するだけって時もありますけど。

■ソフレになるメリット/デメリットは?

――Tくん的にはどうなんですか?聞いてると、女性側に都合よく使われていると感じる部分もありますが…(笑)

Tくん : 確かにそう見えますよね(笑)始まりも向こうからだし。でも案外そんなことないですよ。

――ちゃんと添い寝するメリットがあるってことですよね?

Tくん : メリットと言っていいのかは分からないんですけど…。僕の彼女、忙しくて正直あんまり会えないんですよ。会っても外でのデートが多いです。でも僕的には手料理食べたかったりするんですよね。そういう「家で彼女にしてもらいたいこと」を、ソフレの子にやってもらってます。こないだはハンバーグ作ってもらって、布団干してもらいました。あと、宅飲み用にビールとかおつまみを買ってもらったりとか。

――それって、彼女じゃないんですか?(笑)

Tくん : 彼女じゃないです。彼女に「こうしてほしい」「ああしてほしい」っていうと、負担になるじゃないですか?彼女はサークルとかバイトとか頑張ってるって知ってるんでワガママ言って負担かけたくないんです。

――だからソフレの人にお願いすると?

Tくん : お願いはしてないです。向こうから「なんかしようか?」と言ってくれるので、じゃあごはん作ってもらってもいいかな?って。本当は彼女にやってほしいんだけど、今は無理だからそういうところを埋めてもらってる認識です。その代わりに僕は添い寝を提供してるんかなと。

――なるほど。逆にデメリットはあるんですか?

Tくん : バレないようにしないとっていうのはありますね。セフレとかキスフレみたいにやましい行為はしてなくても、聞いた人がイイ印象は持たないというのはなんとな〜く分かってるので…。でも僕だけじゃなくて、女性側もそういう想いがあるのでバレないとは思ってますが、一応ね。

――私、どちらかが好きになっちゃうとかありそうって思ったんですが(笑)

Tくん : あー、それもデメリットですね。僕は好きになるとかはないんですけど、女性側は予測不可能ですね。前1人そーいう人がいて、だんだん言動が怪しくなってくるんです。「彼氏よりTくんのが落ち着く」とか「Tくんのためにやってる」とか言い始めると危ないですね。

――どうするんですか?恋愛感情もたれてるって分かったら。

Tくん : イエローカードを出しますね。お互い相手いるから成り立ってる関係だよね?恋愛感情がないからだよね?って。そこを超えると、セフレになっちゃうよね?って。

――それでもダメなら?

Tくん : レッドカードで退場です。恋愛感情ありそうだなと雲行きが怪しくなってきたら、すぐにイエローカード出して、それで気づいてくれなかったらすぐに「ソフレ以上になるつもりはない。友達に戻ろう。」みたいな主旨のメールをしますね。

――恋愛感情とは別な部分を満たすのがソフレだから、そこのラインは超えるなってことですね?

Tくん : そうです。だから僕も「女性」とは見てないです。失礼かもしれないんですけど、リアル抱き枕みたいな。

――さきほどそういった方が1人いたということですが、その方とは今は…?

Tくん : 顔合わしたら話しますけど、連絡を取り合ってはないです。ソフレの時に付き合ってた男性と、今も付き合ってるみたいな話は周りから聞いてます。幸せそうにしてるんで「あ、よかったな」と思いますね。

■本当に添い寝だけで終わってるの?女性が添い寝に求めているものとは?

――恋愛感情を抱いちゃった女性の話も出たので聞いちゃうんですけど、本当に添い寝だけで終わってるんですか?(笑)

Tくん : それ、聞かれると思ってました(笑)添い寝だけで終わってます、はい。

――本当の本当に…ですか?(笑)

Tくん : ほんとうです!!!!

――えー!信じられないんですけど…

Tくん : そういう目で見られるんだろうなっていうのは分かってます(笑)でも本当に添い寝だけで終わってるんです。

――女性から、それ以上を求められたりはしないんですよね?

Tくん : そうですね。それがルールです。

――添い寝だけで終われる理由…というか、女性はなにを求めていると思いますか?

Tくん : んー…、付き合ってる人がいても不安だったり寂しかったりすることってありませんか?例えば浮気されてると思い込んだりとか、仕事の関係で長く離れないといけないとか。

――ありますあります。

Tくん : でもそれって付き合ってる相手を嫌いになった訳でもないし、別れたい訳でもないですよね?一時の不安な気持ちとか、寂しい気持ちが紛れたら、それでいい訳です。そのためにソフレを作るんじゃないでしょうか?

――ということはソフレに求めるのは…?

Tくん : “安心感”でしょうね。あと言い方悪いですけど“その場しのぎ”かな?

――Tくん的にはどうなんですか?それでいいんですか?

Tくん : 僕の彼女も忙しくて会えない期間が長いので、同じように不安な気持ちになるんですよね。だから僕も紛らわすためにって言ったらあれですけど、女性側と同じことを求めているってことです。だから添い寝以上の関係にもならないと思うんですよね。

――「お互いに安心感を得るため」「スキマを埋めるため」と、ハッキリしているからですね?

Tくん : そうです。セフレはセックスをするため、快感を得るためだから、手段としてはセックスを選ぶ。キスフレはキスをするため、キスの快感を得るためだから、手段としてキスを選ぶ。細かい気持ちだったりは僕はセフレもキスフレもいないので、ハッキリは分からないんですけどね。これに当てはめると、ソフレはお互いに安心感を得るためだから「添い寝」を選んだって感じです。

――なるほど!なんだかちょっと分かったかもしれないです。

Tくん : どうしてもやましい目で見られてしまうんですけど、そうじゃなくて。ストレス発散のためのカラオケ、癒されたいためのマッサージ、くらいのものだと僕は思っています。

――このままソフレ男子として、活動は続けていくんですか?

Tくん : 正直分からないですね…。彼女が頻繁に会えるようになったりとか、結婚を考えるようになったりとかしたら、ソフレ男子を続けるのは無理でしょうね。ソフレで補ってきた安心感を彼女できちっともらえてる訳ですから。

――そういう時、女性にはどう伝えるんですか?

Tくん : ありのまま伝えますね。「彼女が大事だから」って。女性側からソフレをやめたいって言われたことはまだないんですけど、向こうも伝えてくるとしたら同じような感じで言ってくると思います。

――ソフレの方と別れることがあったら、また是非お話聞かせてください(笑)本日はありがとうございました!

Tくん : こちらこそ、ありがとうございました!

どうしてもやましい関係を想像してしまう「ソフレ」という言葉。
ただ当の本人たちはそんな気持ちなど微塵ももたず、お互いの寂しさや弱さを埋める大切な存在として求め合っているようです。
Tくんはさわやかな笑顔と物腰の柔らかさがとても魅力的な青年でした。
そういった部分が女性に安心感を与え、ソフレになってほしいと考える要因の1つとなっているんだろうと思います。

男女ともキチンと理解した上でのソフレは、現代の新たな癒しになりえるのではないでしょうか?