遠藤と並んで、角界のホープであり、史上初のアフリカ大陸から来日した力士として注目を集めているエジプト出身の大砂嵐(22=大嶽)。

 大相撲名古屋場所(7月13日〜27日=愛知県体育館)では、自己最高位の西前頭3枚目まで番付を上げ、初めて上位に挑戦。同場所では、イスラム教のラマダン(断食)と重なり、日中の飲食が禁止されるハンディがありながらも、大いに健闘。千秋楽で敗れて、7勝8敗と惜しくも負け越したものの、来場所に期待を抱かせる相撲だった。

 ところで、その大砂嵐の得意技である「かち上げ」がなにかと物議を醸している。「かち上げ」とは、立ち合いの際、前腕を胸に構えた体勢から相手の胸めがけてぶちかます技術だが、大砂嵐の場合、相手力士の顔面を狙って、ヒジ打ち気味に繰り出すものだから、「やりすぎ」との批判が相次いだのだ。

 鼻血を出したり、一瞬意識を失う力士も現れ、さすがに師匠の大嶽親方(元十両・大竜)も、「顔を狙う『かち上げ』は、相撲道に反する。それで勝って、何がうれしいのか。真っ向勝負すればいい。『かち上げ』で、上に上がった人間はいませんから」として、危険な「かち上げ」には禁止令を出し、大砂嵐は封印した。

 そこで、「Yahoo!ニュース」では、「大砂嵐の『かち上げ』はやりすぎだと思う?」との意識調査を、7月16日〜26日に実施。9万9226票(男性=85.9%、女性=14.1%)の回答があった。

 その結果は、「そう思う」が5万5657票を集め、全体の56.1%を占めた。一方、「そうは思わない」は3万3490票(33.8%)、「どちらでもない/わからない」が1万79票(10.1%)だった。

 回答者から寄せられた意見を見ると、「『かち上げ』は肩から当たるもので、顔面にヒジを当てるのは『かち上げ』ではない」といった趣旨の声が多かった。

 確かに、大砂嵐の場合、「かち上げ」というより、プロレス技のエルボーに近く、相手力士がケガをしてしまう可能性も高い。「やりすぎ」であるなら、師匠もさることながら、北の湖理事長なり、協会の上層部が注意をするべきだろう。
(リアルライブ編集部)